いつか合気道の道場を設計したい
建築家のブログ

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-2019.10.19-

「世界基準の窓を考える」勉強会 

こんにちは京都の設計事務所FORMA建築研究室

建築を通して円満を伝える 合氣道建築家 中西義照(てる)です^^

 

 

先日、パッシブハウスジャパンの勉強会において、ドイツで高性能な窓を作り出すフランツさんのお話。

 

家の性能を決める重要なファクター 「窓」 です。

窓は枠とガラスで出来ていて 枠部分の素材が断熱性能に与える影響は大きいという事を再確認。

 

内容はちょっと置いておいて 笑笑

 

印象に残った言葉がありました!

 

「考えなければアイデアなんて出ない!!」

 

不可能と言われたドレーキップ窓の Uw=0.8w/㎡・K という性能。

きっと様々な壁があったにも関わらずチャレンジして作り上げた人から出た言葉に考えさせられます。

ゴールに対して考えアイデアを出し、試行錯誤を経てプロトタイプから完成品にしていく。

考え続けなければアイデアなんかでないと言い切ると共に考える事さえしないでやっている事に対するアンチテーゼのようにも聞こえてきました。

 

姿勢に対して尊敬と仕事の向き合い方に対して勇気をもらった気がしました。

 

そして日々どれだけの事をしっかり考えきれているだろうか?と自問し一つ一つ丁寧に実践を積み重ねていき、その先のお施主さまに快適な居心地を提供できるように精進していきたいと思いました。

 

 

Uw=0.8W/㎡・K という数字 外気が-14℃、室温が21℃の時 窓表面の温度が18℃(室温-3℃)にしたいときの窓の性能です。

 

-14℃はドイツの気象条件ですが日本ではUw=1.2W/㎡・K必要という計算結果。

 

「パッシブハウスを作るのは簡単! 但し、すべての事を正しくやった場合のみ可能です。」

これも深い言葉。

全ての事ってどんだけあるの?!!

 

「省エネで快適に過ごせる家に住みたいだけ」

誰しもがそう思う!間違いない!

 

「窓に求める4つの条件。

・快適性・衛生的な状態が継続する事・経済性・省エネ性 」

これらが備わっていることが窓の必要条件と定義されていました。

 

そしてそれらを満足した世界基準の窓がなんと日本で製作、販売されるらしい!

これは大きなNEWS!!

 

デリバリーは2020年4月頃の予定。

現在設計中の案件に間に合うか?

予算感が未だつかめてないのでこれから要検討ですね!!

 

 

美しい!

壁厚に対してダキが有り奥まったところにサッシが付く。 これまたぼくの好みです!

取付方法(インストール)と位置も性能に影響を与える部分。

性能と美しさを兼ね備えた窓。

環境や居心地に大きな影響を与える窓「SMARTWIN」。

これからが楽しみです。