いつか合気道の道場を設計したい
建築家のブログ

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-2012.7.5-

建築見学 宮脇檀 建築を訪ねる

ツꀀ宮脇檀設計の建物が多くある出石町を訪ねました。

氏の実作は関西には少ないのですが出石町には4件あるのでお奨めの場所なのです。

宮脇檀といえば私が学生の時から好きな建築家ですまいや生活を軽妙なタッチで鋭く文章にするエッセイが大好きでした。

残念ながら1998年に故人となりましたが、宮脇氏の住宅設計塾の思想は今でも大学の授業で受け継がれていると聞いています。
ちなみに当事務所のFORMA建築研究室の研究室というのは宮脇檀建築研究室に影響を受けているのは言うまでも有りません。

まずは、斉藤隆夫記念館 静思堂。
残念ながら当日はその日のみ臨時休館という事で内部は見ることが出来ませんでした。
周囲は塀に囲まれているものの建物は見えるので周囲を回りながら見学。

深くて低い軒(7尺程度)、陰影が深く、切妻屋根ながら端正なプロポーション、休館日で雨戸が閉まっているせいかストイックな印象も漂っています。



導入部から入口までのアプローチに掛かる屋根と塀で切り取られた庭の見せ方、壁の色、開口部、使用されている木、接合部や異素材との取り合い納まり、数え上げればきりが無い。
建築見学をしていて久々に鳥肌です。

伊藤美術館については宮脇氏の設計と知ったのは帰ってきてから。
見たときは、いい設計してあるやんディティールもうまい。(失礼)これは真似しようと写真に納めていたのでした。



二つの事例に感じたのは地域性や風土的(土着性)なものがベースになっている事。(建物の設計を行う時にFORMAでも大事にしている事です。)
地域固有の文化と設計者の思想が共鳴しているという感覚です。

改めて自分の進んでいく方向を再認識させられた建築見学となりました。