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-2019.1.6-
自己紹介(2025Ver)

こんにちは。一級建築士事務所FORMA(フォルマ)代表の中西義照(なかにし よしてる)です。
京都市西京区生まれ、現在は京都・亀岡に暮らしています。
射手座、血液型はO型
お施主さんからは「てるさん」と親しみを込めて呼ばれることが多く、
「定食屋のおっちゃんに話すみたいに気軽に話せる」と言われたことがあります。
建築は対話がすべての始まり。だからこそ、「話しやすい」と言っていただけるのは何より嬉しいことです。
【家族・暮らし】
現在は妻とふたり暮らし。長男は関東で就職し、娘は大学の寮生活。
今住んでいる家は、ぼくが設計し19年前に建て替えた自宅です。
この家では、夫婦がそれぞれの活動を支え合いながら、
家を「開く」ことで人の縁を育む暮らしを実践しています。
最近は“みちくさリビング”と名づけて、
目的を持たずふらりと立ち寄ってもらえるような時間と空間をひらいています。
【自邸から得た学び】
この家を建ててから、20年経ち実感したことがあります。
「家とは、心と身体の健やかさを育む環境である」ということです。
子どもたちが「この家が大好き」と言ってくれたのは、設計者として最高の喜びでした。
それぞれが感性を伸ばし、のびのびと育ってくれた背景には、空間の力があったと感じています。
人は、どんな空間に身を置くかで、感じ方も言葉も関係性も変わってきます。
「どのように暮らすか」は、「どう在るか」「どう生きるか」に深く関わっています。
だからこそぼくは、家の設計を通じて、
人が本来の自分に立ち返れるような「居心地のいい場所」を共につくりたいと考えています。
【建築への思想と視点】
建築は、単なる「暮らしの器」ではなく、文化そのものを内包する存在だと考えています。
文化とは、自然と人間の営みが折り重なって生まれた知恵の結晶です。
風土、気候、食と生産、利他的な関係性──そこには今を生きる私たちにも通じる価値が詰まっています。
建築の設計とは、
過去から未来までを横断し、関係性を紡ぎなおし、
依頼者の想いと現実の課題に向き合いながら、かたちへと昇華させる仕事です。
ぼくが今も他分野へ興味を広げているのは、
「課題解決を超えた、より良い未来へ導く価値観を提示したい」という思いがあるからです。
そしてその先にあるのは、提案にとどまらず、
「使い手が自らの手で歩き始められるところまで伴走する」という姿勢です。
まだまだのところもありますがそんな想いで仕事をしています。
【肩書と活動スタイル】
■ 合氣道建築家
建築は、環境・人・モノの「氣」の流れを整える行為だと考えています。
パッシブデザインもまた「自然と調和する合氣」のひとつです。
■ 妄想スケッチャー
言葉にならない想いを聴き取り、ぼくの中で妄想をめぐらせてスケッチに落とし込む。
そんなかたちで想いを具現化しています。
■ 住宅医(認定資格)
建物の状態を詳細に診断し、最適な改修計画を提案します。建築の「かかりつけ医」として。
■ 学校の先生(非常勤講師)
京都建築大学校(KASD)で設計製図の授業を担当しています。
■ パーマカルチャーデザイナー
街中、住宅地、里山など場所に応じた持続可能な暮らしを探求しながら、「みちくさの森」「食べられる森」「シエア畑」などを実践中。
【今の関心と好きな事】
■ 関心のあるテーマ
- 居心地のよい住まいの探究
- 素材・感覚・窓・発想法・哲学
- パッシブデザイン・エネルギー自給
- 建築DX・空き家活用・地球温暖化への対応
- 社会課題の解決と暮らしへの応用
- 地球の自然が持つ循環システム、共助の原理
– 宇宙の原理
■ 好きなこと
建築探訪、スケッチ、アート、合氣道、アウトドア、スキー、音楽、釣り、マウンテンバイクなど。
孫に「うちのじいちゃん、合氣道の達人やで」と言われるのが密かな目標です(笑)
【これからのこと】
建築をもっと身近に感じてもらえるよう、
「設計事務所との家づくりの魅力」を広く伝えていきたいと考えています。
これまでお施主さんに届けてきたことを、もっと多くの人にも届けていきたい
社会や環境が大きく変わるこの時代に、
建築が担えることはまだまだあると信じています。
形式や慣習にとらわれず、自由で創造的な思考をもって、
よりよい社会と暮らしのあり方に貢献していきたいと思っています。
2025年7月 中西義照
