住宅アーキテクト

中西義照のブログ

家の事(性能)を知る事で見えてくることが有ります。

設計者として家にまつわる内容で非常にたくさんの事を伝えているつもりですが、最近の地震の多さや省エネに関する多くのニュースに聞くごとにもっと根本的な事を伝える重要性に気づきました。

□地震に対する家の強さの程度を知る
地震の規模に応じた身の安全を確保する行動の基準になると考えます。
住まい手家族に周知する事で起こった時どう行動するかを話合い準備して置く事が可能になります。
構造計算をしっかり行い、建物の中でも丈夫なところを知る事が出来、いざという時に逃げる場所を想定する事も可能になります。
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□温熱環境に対する家の性能の程度を知る
冬場においては温めた部屋の冷める度合を知る、夏場に於いては日射の遮る方法を準備された度合を知る事で冷房(暖房)にかかるエネルギーがわかります。
そして、光熱費(ランニングコスト)が見えてくると住むうえでの必要経費の節約度合い(家の燃費性能)が見えてきます。
家族が生涯どれだけのエネルギーを消費しているかを知る事でライフプラン収支を良くすることも可能になります。
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□点検の重要性を知る
素材の特性を知る。
家に使われる素材はメンテナンスをする事で寿命を延ばす事が出来ます。
鉄は錆びる、木は腐る、虫に食われる、風化する。其々の劣化の性質を知る事で点検する時に何に注目するかが見えてきます。
素材は取り替えが必要になる前の段階の劣化具合を見つける事で対処して永く使う事が可能になります。
家を維持するための事前計画をたて、保守費用も積立をする事が可能になります。

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家を設計する際には多くの裏付けやバックデータが存在していて、設計図や仕様書等に収束されるわけですが、家の性能の度合いを知ってもらう事で住まい手が独自に考えより永く使って頂ける家になればと思います。

今後は一層、家の機能性やカタチはもちろん性能に対するこのような取り組みを進化させていきます。