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-2020.5.4-
木製建具(フラッシュ戸) 仕上げ材料 価格の違い
建築で使う素材。
建築業界では知られていても一般の方にはなじみのないものが多くあります。
今やグーグル先生やハッシュタグ検索などで調べれば出てきます。
検索語句さえわかればだれでも情報を得ることが出来る時代。
もはや専門性の垣根がなくなった感じ。
商品名を知っているから早くたどり着くというだけの価値しか感じません。^^
こんにちは京都の設計事務所FORMA建築研究室
合気道建築家 中西義照(てる)です^^
どんな人?と興味をもってくださった方はこちらのブログをご覧くださいね。
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「建築を通して円満を伝える合気道建築家」中西義照(〇てる〇)プロフィール
先日、打ち合わせで製作する木製建具の表面仕上げについてのやりとりがあったので知り合いの建具屋さんに聞いてみました!!
木製建具でもいろいろあるのですが先ずは
框戸。
四方に枠がありガラスや羽目板を落とし込むタイプの建具。(今回はこちらの素材についてはおいといて)
そしてフラッシュ戸。
一面が板のように見える建具。
内部は四方枠と格子が入っていてそれに表面材を両面から太鼓貼りにしているもの。
今回はこの表面材種類による価格の違いのお話です。
表面材を無垢板を貼るには材料代がお高い。
合板なら比較的安価?に作ることが出来ます。(比較的安価といっても無垢材と比べた場合です。^^)
合板といっても表面に張る素材により価格が変わります。
では比較が出来るように3×6(910×1820)サイズ単価でみてみましょう。(あくまでもヒアリングの価格です)
価格が安いものベスト3
マガシロ:2500/枚 4×8 t=4:5800/枚
価格が安いものベスト2
シナ:1390/枚 4×8 t=3:2830/枚
価格が安いものベスト1
ラワン:640/枚 4×8 t=2.5:1300/枚
この材料 巨匠 吉村順三さんが住宅で使われていたことで知られています。
建築好きな方には説明の必要もないくらいの材料。
最近の設計で使っています。
ただ使い方を誤ると年配の方からは「ベニヤ板!」と冷ややかに言われることもあるので貼り方や使い方には一工夫が必要です。
一工夫とは
・同じ色合い、木目の調子が似たものを選択する(色幅が大きい材料なのでちぐはぐになると陳腐に見える)
・張り方を目地を取りビスや釘が見えない貼り方をする。
これだけでも見え方が大きく変わります。
ちなみに写真の建具は ラワンです! よい材を選んでいただきました^^
番外編
タモ板目、ナラ板目:3000/枚
アメリカンチェリー板目、ウォールナット板目:4000/枚
内地杉板目:5000/枚
建具は裏表あるので二枚分必要です。
そしてフラッシュの場合は建具の厚み部分(木口)にも同材のロールを貼る必要がありますがこちらも別途で購入することになります。(建具屋さんが)
これを高いと見るかは別として。
適材適所、空間の雰囲気に合わせて選ぶことがよいと思います。
練り付け合板なら希少性のある樹種も手に入るので選択の幅は広がります。
以上 備忘録でした。
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