いつか合気道の道場を設計したい
建築家のブログ

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-2022.5.1-

新築住宅の省エネ基準義務化 2025年から

 2020年の戸建て住宅の省エネ義務化の見送りから2年。

断熱性能等の省エネ基準の適合を義務付ける省エネ法改正が閣議決定されました。

後押しになったのは地球温暖化対策。

2050年までに温室効果ガスの排出ゼロを目指すという方針、2030年には温室効果ガスの排出約50%削減というマイルストーンがあります。

これを達成するには各分野の努力が必要ということで地球温暖化に対する戸建て住宅の省エネのあり方が再確認された格好となりました。

義務化の基準はまだ案の域をでませんが 配布資料ではこのようなものでした。

現行基準は等級4までですが さらに性能の良い等級5・6・7が記載されています。

等級は選択になりそうな気配です。

FORMAではこの表で行くと等級6(HEAT20:G2)以上の設計が多いです。

パッシブハウスとなると等級7以上となりますね。

工事費が上がってきている中どの部分に工事費を充てるかの選択をする場面もありますが省エネ性能(断熱、気密、換気計画)は後から性能アップする事が出来にくい部分です。

将来的な建物の価値、ランニングコストにも大きく影響する事なのでこの部分は押さえておきたいところです。