住宅アーキテクト

中西義照のブログ

中古住宅をリフォームする場合の取組(その3:詳細調査)

詳細調査(建物の精密検査を入念に行う)

人間の病気では、手術を行う事になれば入念な精密検査が必要です。

建物のリフォームも人間にたとえれば重要な手術です。

完全なリフォームを行うためには、家にとっても入念な詳細調査が必要となります。

詳細調査はすまい手の負担を考え1日(9時~16時)で行います。人数は規模にもよりますが30坪の住宅で16から17人です。
リフォームのための調査項目は、

・図面作成のための採寸
・床下調査
・小屋裏調査
・地盤調査
・構造調査
・常時微動測定
・温熱環境調査
・住環境調査
・すまい手へのヒアリング調査

など、多岐にわたります。
(引用:「木の家リフォームを勉強する本」)

FORMAでは中古住宅のリフォームを行う場合、この詳細調査を行う事をおすすめしています。

リフォームの詳細調査を行うことで、住宅を建ててから現在に至るまでの建物の劣化や耐震や温熱環境性能が明確になります。

その調査結果を元に、クライアントが要望する工事と、リフォームのプロの視点で必要だと考えられる工事を総合的に検討し優先順位をつけることができます。特に、コストに合わせて設計する際には非常に信頼性のある基礎情報となります。

リフォーム工事についてよく耳にする「想定外の出来事」をあらかじめ把握することができ、さまざまなリスクを格段に減らすことも可能となります。

この詳細調査により、クライアントにとっても設計事務所にとっても、家の現在の健康状態を客観的に知ることが出来、どの工事が必要か判断する際に非常に心強い判断材料となると思います。

中古住宅をリフォームする場合の取組(その4:すまいの診断レポート)
→ 中古住宅をリフォームする場合の取組(その3:詳細調査)
中古住宅をリフォームする場合の取組(その2:事前調査)
中古住宅をリフォームする場合の取組(その1:はじめに)

■「木の家リフォームを勉強する本」

「木の家リフォームを勉強する本」は、住宅医ネットワーク の取組や、リフォームの手法、事例などをまとめた書籍となります。

FORMAは、この書籍の巻末で「全国木の家リフォームの達人たち」一覧に、京都の設計事務所として掲載されています。