住宅アーキテクト

中西義照のブログ

温熱改修 びおソーラー設置翌日の確認。

10年前に築10年の家を購入されたOさん。

既存住宅調査をご依頼頂き取り組む方向性が明確になり、今回の工事が始まりました。

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これまでの経過はこちら ↓

住宅医 住宅調査診断

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取り組む事は、外部のメンテナンスと内部は暮らし方に合わせた温熱環境の改善。

(屋根、断熱補強に合わせて空気集熱ソーラー「びおソーラー」を取り入れ、冬の暖たたかさの助けにしようというもの。)

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これまで冬場は寒くて一階を使わないとおっしゃっていたOさん夫婦。

冬使わないという事で物置場となり長い間有効に使われていなかった模様。

温熱環境を改善する事で使い方がどのように変わるかが楽しみです。

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前回までのお話はこちらから。

 

住まい方アドバイスから温熱環境を改善する。

 

 

温熱改修。びおソーラー設置

 

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小屋裏の断熱材(セルロースファイバー)の状況。

 

約200mmのセルロースファイバー吹き込んでいます。

下部の気流止めと小屋裏の断熱の補強。

 

びおソーラーの設置完了、試運転も順調との報告を受けていたので14:00に伺いました。

天候:晴れ 最高気温:11.8℃ 最低気温0.8℃

床上温度を測定してみました。

 

こちらは床下にファンを設置する方法、ダクトに近い部分は17℃ 吹き出しに一番近い所です。

 

3m程離れた壁際は・・・

2℃ほど下がります。(カーテン横の太陽が差し込んでいる部分は18℃ほど、ダイレクトゲインありがたいですね)

 

この部屋から出た廊下部分は・・・

約4℃下がります。

そして洗面脱衣室。こちらは吹き出し口を開き気味にして気流速度を高めています。

3℃低い状態、距離は手前の廊下より1mほど遠いですが表面温度は1℃高い。

少し効果があるようです。

そして今回の計画では一番離れている玄関框付近。

この時点では、吹き出し口が未設置なので、気流は届きにくく不利な部分。

5.8℃低い状況です。

土間タイルは8℃(外気温以下)なので3.3℃高いという測定結果。

 

この日は設置翌日という事も有り、基礎コンクリートはこれから蓄熱が始まるという段階です。

蓄熱に熱が回る分、床下の温度はそれほど上がっていない状況です。

ですが、ダクトのある部屋は以前に比べると足元の冷たさに関してはずいぶんましだと感じました。

今後も経過を見守りたいと思います。