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-2025.6.27-
ベチバーウォーター
いい素材のものはやはり気持ちがいい。そんなことを香りで実感するワークショップに参加しました。
ベチバーをご存知でしょうか。
ベチバーはインドやインドネシアが主な産地のイネ科の植物で、成長すると草丈が2mほどに成長し、地上に成長するのと同じほど地下にも根を張るので、田畑のあぜや土留めにも使われます。名前の由来はインドのタミール語で「掘り起こした根」。根に含まれる独特の香りが特徴で、古くアーユルヴェーダの薬草や香水の原料として使われているハーブです。
今回参加させていただいたのは、福岡県八女市星野村でオーガニック栽培されているベチバーを使ったSA no SA(サノサ)さんのハーブウォーター作りのワークショップです。4月に福岡ではじめてお会いした代表の片山恵理さんから、京都の大丸で開かれていた「日々是やさしい暮らし展」に出展されていると連絡をいただきました。

福岡でもベチバーの香りや、ベチバーのハーブティーもいただくことができ、とても気持ちが良かったのですが、今回は自分に合わせたベチバーウォーター作りです。
ベチバーの効能はたくさんあるようですが、頭でどれが必要かを考えるのではなく、香りを感じて心地いいと思うものが今必要なものなのですと説明いただきました。文字で読み頭で理解するのではなく、必要なものは自分の身体や心が知っているということでしょう。

自宅で使うアロマウォーターは好きな精油の香りを使って手作りしていますが、今回作ったものは4種類の香りをどれでもミックスすることができます。どれも気持ちがよければ4つをミックスしてもよいのです。ベチバーが香水のベースノートとして、香りの持続性を高めたり、他の香料をまとめて深みを与える役割を担っているのは、この特性からでしょうね。
今の自分にあったハーブウォータを寝る前と起きた時にシュッとひと吹きするときに、何かが目に見えて変わるわけではありませんが、自分でいることにもどるきっかけになりそうな気がします。