とにかく自宅で楽器の練習がしたい!そんな方へ防音室(音楽室)の費用ってどれくらいかかるのか、目安がざっくりとでも分かれば、具体的なことを検討しやすいですよね。
京都で個人住宅の設計をしているFORMA(フォルマ)建築研究室の住まい方アドバイザー中西千恵です。
まずは、音の基礎知識の参考に、大建工業の建築音響のページです。
https://www.daiken.jp/product/lp/sounddesign/basic_soundproof.html
身近な騒音レベルの例(大建工業防音仕様提案書から)
今回、一つの例として。
【4.5帖の部屋に3帖の防音室(音楽室)をリフォームでいれた場合】
(大建工業の建築音響製品を使用)
用途:ピアノ、バイオリン、金管楽器(トランペット、サックス)
構造:木造、戸建て
立面図(横からみたとき)
平面図(上からみたとき)
■スタンダード★★防音:他の部屋ではピアノの音が小さな声くらいに
遮音性能の目安
建築音響製品(材料)の概算費用:757,540円(税抜き)
内、
ドア:208,900円
換気扇:101,900円
■プレミアム★★★防音:他の部屋ではピアノの音がひそひそ声くらいに
遮音性能の目安
建築音響製品(材料)の概算費用:1,473,380円(税抜き)
内、
ドア:496,200円
換気扇:354,540円
スタンダード、プレミアムで715,840円、2倍ほど費用の差がありますが、ドアと換気扇だけで539,940円の差額です。その他の175,900円は、天井、壁、床の遮音パネルの枚数や遮音マットの厚みの違いによる差になります。
そして、3帖の場合の概算施工費は、20〜30万円程度です。ということは、スタンダード仕様なら材料と施工費あわせて100万円〜というところでしょうか。
こうしてみてみると、6帖の広さなら面積が2倍になるなら費用も2倍かといえば、ドアや換気扇が2つになるわけではないので2倍にはなりません。
スタンダード仕様の場合
757,540円(3帖材料費)−310800円(ドア、換気扇)=446,740円(その他の材料費)
6帖材料費:446,740円×2倍=893,480円
+310,800円(ドア、換気扇)=1,204,280円
施工費を2倍で計算すると40〜60万円
単純に計算してですが、6帖にすると160〜180万円というところでしょうか。
※リフォームの場合は、これに防音室をいれるために家により異なる施工費用がかかります。
ざっくりとですが、防音室の費用の目安を計算してみました。演奏する楽器や、求める防音効果により費用は大きく異なるということですね。
防音室(音楽室)を検討してみたいと思われる方は、大建工業の大阪ショールームで、防音相談会をされています。防音室を体験したみたい方は見学にいかれてはいかがですか。
https://www.daiken.jp/news/detail/news_file/file/2004OSK_bouon.pdf
具体的に検討してみたいと思われる方は、FORMAの音楽室のある家のお客様のお住まいでも、ご都合があえば見学させていただくことができます。(いつもありがとうございます。)
音楽室が自宅にあることで、Iさん、Kさん、どちらのご家族もホントに楽器を演奏することを楽しまれていらっしゃいます。
Iさん、Kさん、ご一緒に演奏していただいた様子です。
ファミリーコンサート素敵ですねー
どうぞコチラのページもご覧ください♪
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京都の住宅設計事務所「FORMA(フォルマ)建築研究室」の住まい方アドバイザー中西千恵でした。
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