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-2026.4.24-
東学に学ぶ、64の易の物語
昨年に続き、易を学ぶワークショップに参加してきました。今年は64卦の後半31から64まで。
先生は韓国の思想である東学に基づき、易経(周易)を現代的に解釈して伝えていらっしゃるように思います。2年かけて64の物語をお聞きしましたが、なかなか理解するのは容易ではありません。
かといって、一つ一つの学びの内容がむずかしいわけではないのですが。

あるがままの「今ここ」の自分が、何かしら変化していく様を俯瞰してみると、自分のたてた易がどのタイミングであったとしても、64のどの物語も自分の人生にあり、みんなの易もまた自分であるように感じられます。
そんな学びを深める時間は、揃って黒板を見るような学びではありません。先生を前にし、寝転んでも昼寝をしてもいい勉強などあまり経験したことがありませんが、自然の中でリラックスし脱力することがとても大切なことのように思います。

1からスタートし最終64まで一周終わった易は、また季節のように次の一周を変化しながら繰り返すのでしょう。
先生はじめ一緒に学びを深めたみなさん、今年もお世話になった藤井家のみなさん、ありがとうございました。
昨年も今年も変わらず、なんと表現していいのか、とても温かく優しい時間が流れていました。ハートフルな方たちばかりで、力むことなく心地よさに包まれました。

易経の64卦 の全体構造について、以下に簡単に説明してもらいました。
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■ 出発点:八卦(はっけ)
まず3本の線でできた8つの基本形(八卦)があります。
代表的な8つは:
乾(けん) ☰:天・創造・父
坤(こん) ☷:地・受容・母
震(しん) ☳:雷・動き
巽(そん) ☴:風・浸透
坎(かん) ☵:水・危険
離(り) ☲:火・明るさ
艮(ごん) ☶:山・止まる
兌(だ) ☱:沢・喜び
これが“世界の基本要素”のようなものです。
■ 64卦の作り方(構造の核心)
64卦はこの八卦を上下に2つ重ねることで作られます。
上の3本=上卦(じょうか)
下の3本=下卦(げか)
8(上)× 8(下)= 64通り
つまり:64卦 = 八卦 × 八卦(組み合わせ)
■ 具体イメージ
たとえば:
乾 × 乾 → 乾為天(けんいてん)
→ 純粋な創造・強さ
坤 × 坤 → 坤為地(こんいち)
→ 完全な受容
坎(上)× 離(下) → 水火既済
→ バランスが取れた完成状態
上と下の組み合わせで「状況の意味」が変わるのがポイントです。
■ なぜこの構造なのか
① 世界はシンプルな要素の組み合わせ
基本(八卦)はシンプル、でも組み合わせると無限に近い多様性
現実の世界そのもののモデル
② 状況は「関係」で決まる
同じ「水(坎)」でも:上にあるか、下にあるか、何と組むかで意味が変わります。
単体ではなく関係性が重要
③ 変化を前提とした構造
卦は固定ではなく、線が変わる(陰⇄陽)、卦が次の卦へ移る
64卦は「静止した分類」ではなく変化の流れのネットワークです。
■ 重要な考え方(ポイント)
64卦の核心は「当てること」ではなく、変化を読むことです。
すべては変化する(=易)
良い状態も悪い状態も固定ではない
状況に応じた行動が大切
この考え方は、東洋思想の中心でもあります
