住まい方アドバイザー 中西千恵のブログ

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-2019.6.12-

映画 荒野にて(孤独と絶望、居場所のない少年を抱きしめてあげたくなる)

『荒野にて』Lean On pete を観ることができました。でも思っていたのとちょっと違った。  

天涯孤独な少年と、走れなくなった競走馬。彼らは居場所を求め、希望と絶望の境を進んでいく。それは人生という名の長い旅路―。

  京都で個人住宅の設計をしているFORMA(フォルマ)建築研究室の住まい方アドバイザー中西千恵です。    

(公式サイトから)

これは、厳しい現実の中でも、希望や心を失うまいと抗った少年の物語です。 私はこの物語に、感傷的になりすぎないながらも、大いなる感動と優しさを感じました。 この作品の持つ純粋さを、社会の淵で生きる人たちの人生を、正直さとリスペクトをもってスクリーンに描きたかった。   「確かに我々人間は弱く、病気にもかかり、醜く、堪え性のない生き物だ。だが、本当にそれだけの存在であるとしたら、我々は何千年も前にこの地上から消えていただろう」 原作の序文に引用されているジョン・スタインベックのこの言葉を、この映画を作っている間中ずっと、心に置いていました。  

監督:アンドリュー・ヘイ

    天涯孤独になった少年の後ろ姿が、運び屋のクリント・イーストウッドの後ろ姿と同じに見えました。90才の老人でも孤独に生きることはやさしくない。ましてや少年は15才。   愛を与えられることはもちろん幸せだけど、愛を感じられる相手(少年にはピートもその一人)がいることが、何より生きていく上で不可欠。   荒野をどこに向かって進めばいいのか・・・。心がすさまないように、と少年を抱きしめてあげたくなる映画です。     チャーリー・プラマー演じる少年チャーリー役の、孤独、絶望、かすかな期待、切なさ、その姿は、見るのが辛くなるほどでした。   少年と馬。特に川に入る場面がとてもきれいでした。     監督や俳優や脚本、映画に詳しいわけではないけど、映画が好きだなぁと観るごとに思います。 たいてい一人。ほぼ映画館。ほぼ洋画。 映画の世界にドップリ浸るその時間がとても幸せです。   たくさん観たい映画があって、どれを、いつ観ようと迷うのも楽しみ。 「いやぁ、映画ってホントにいいものですね」という水野 晴郎さんの名セリフ。ホントそう思います!     京都の住宅設計事務所「FORMA(フォルマ)建築研究室」の住まい方アドバイザー中西千恵でした。     誰それ?どんな人?と興味をもってくださった方はこちらのブログをご覧くださいね♪ ↓↓↓↓↓ 住まい方アドバイザー 中西千恵のプロフィール