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-2025.10.16-
映画2040地球再生のビジョン(できることはある)
寿シネマさんで映画を観てきました。
「ベルベット、君に暮らしてほしい未来を描くよ」
4歳の娘を持つオーストラリアの映画監督デイモン・ガモーは、娘たちの世代には希望を持てる未来に生きてほしいと願い、もし悪化する地球環境を再生できるようなアイデアや解決策が今後急速に世界中に広がれば、娘が大人になる2040年にはどんな未来が訪れるだろう?と、解決策の実行者や専門家に会うため世界11ヶ国を巡る旅に出る。持続可能な社会を目指す理想的な経済モデル「ドーナツ経済学」や、バングラデシュでは自家用の太陽光発電システムをつなぎ電気を取り引きし、シェアするマイクログリットの実践と恩恵を目にし、オーストラリアではリジェネラティブ(再生型)農業や海藻で海洋環境を改善させる海洋パーマカルチャーを学ぶ。言語学者でローカリゼーション運動のパイオニアであるヘレナ・ノーバーグ=ホッジの「現実に目を向ければ、いたるところに驚異的な希望の光が見えるはず」という言葉に勇気づけられ、道中には約100人の子どもたちに理想の未来についてインタビュー。CGやポップな映像を交え、どのように地球を再生させることができるか、ワクワクするような未来予想図を描く。(ユナイテッドピープルhttps://unitedpeople.jp/2040/)

4歳の娘が大人になる2040年はどうなってるだろう。地球環境問題について今あるものでできることを探しに出かけたドキュメンタリー映画です。
未来を生きる子どもたちのリアルなメッセージ、「森を伐採しないで、動物を殺さないで、地球を汚さないで、、、」大人に向けての声に、こころ痛みます。
私の子ども時代を思い返せば、環境に対して何一つ意識することなく大人になった気がします。やっと意識が向かったのはいつ頃だったでしょう。おそらく子どもたちが生まれてから。
ですが、今は子どもの時から環境問題について考えるのは当たり前になっています。学校ではSDGsをはじめ、社会課題がテーマになることも多く、そこに向き合うことなく育つ環境ではないように思います。
海洋パーマカルチャー、ドーナツ経済、自家用太陽光発電、取り組める方法を映画の中で知ることになり希望を感じるのと同時に、地球環境という問題に向き合った時、大きな問題すぎて立ち止まってしまったり、自分にはリアリティがなかったりすることも多いです。
ですが、映画上映後に参加者のみなさんとお話ししたことはとても身近なことで、例えば過剰包装不要、マイ箸持参、コンポスト利用など。日々の暮らしの中で取り組めることでした。
できることは人それぞれです。その幅は違えど無関心という選択肢はないと思います。
参加者は、NPO、大手企業、フリーアナウンサー、パティシエ、定年後の方などさまざまで、その方達と感想をシェアする時間はとても貴重でした。
それぞれの立場や、それぞれが置かれた環境がありつつ、どのようなことを思っていらっしゃるのか、そして自分はどうなのかについて考えることができます。

喫茶寿さんでは、毎月第三木曜日は映画を上映されています。平和、難民、貧困、気候危機など世界の課題、SDGsがテーマのユナイテッドピープル(株)配給の主にドキュメンタリー映画です。
来月は特別編。中村哲さんの「荒野に希望の灯をともす」です。
2025年11月22日(土)
①10:00の部(9:45開場)
②14:00の部(13:45開場)
③18:00の部(17:45開場)
各回定員:15名
料金:2200円(税込)ワンドリンク付き
私も参加します。ご一緒できるとうれしいです。