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-2025.9.25-
暮らすことに価値のある街 大津市比叡平
そよ風がふく街
比叡山の中腹にある大津市比叡平は、訪れるたびいつも風がそよそよふいています。先日、その比叡平で家を新築され、3年半を過ごされたお住まいの撮影をさせていただきました。
木々が成長したお庭は芝生の緑が鮮やかで、落ち葉コンポストや生ゴミコンポストを利用する菜園の下準備がされていました。以前は京都市内にお住まいだったので、家を建てるとなった時に今の暮らしを想像されていたかといえばそうではなかったと思います。
暮らしながら想像していなかった楽しみが次々に生まれてきて、それをカタチにすることも、使いこなすことも楽しんでいらっしゃるように感じます。

リビングは、庭に面したコーナーが大きな窓になってフラットにデッキに続いています。外と内の境目がゆるやかで、外が内に入り込み、外にいると内が外にせり出すようなつながりは、設計者テルさんの意図するところです。
外と内、人と自然、家と街など、本来つながっているはずのものが分断されていることが多々ありますが、それら本来のつながりに意識が向かうよう、中間領域といわれる「あわい」を建築的に仕込んでいるのでしょう(と思います。)
この日、撮影の後はお庭で旧知のお友達とのBBQをされました。比叡平は区画が大きいこともありどこも広いお庭がありますが、こちらのお庭でも20人以上がいらっしゃってのお食事でも、まだまだ余裕でしたとお聞きしています。

また、標高が高く京都市内や大津市内の平地と比べると涼しいことは想像できますが、夏の気温が下界より3〜4℃低く、猛暑が当たり前になっているここ数年、エアコン稼働日が極端に少ないことは大きな魅力です。
「でも、冬、寒いでしょう?」
この日、BBQをしながらお友達が質問されました。
「冬は、低い位置から差し込む太陽の熱を大いに利用することと、入った熱を逃さない家(断熱、気密のことです)になっているので、外は寒くても室内では暖かく心地よく暮らすことができるんです。」ということを、ご主人が話してくださったのをお聞きしながら、内心ニヤニヤとうれしく思っていました。
エアコンいらずで過ごせる夏の環境、冬もエアコン1台で暮らせる家の性能、なんともうらやましい限りです。
暮らすことに価値のある場所。
比叡平の環境をおおいに活かした暮らしは、自然、人、街、様々なつながりの中で生きていることを楽しまれている暮らしでもありとても素敵でした。
お友達とのBBQにご一緒させていただき、美味しく楽しくありがとうございました!豊かな暮らしが伝わる写真を見ていただけるのが楽しみです。

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