category
-2025.12.31-
2025師走
12月に入ってすぐ左足の踵を骨折してしまい3週間ほど家に缶詰め状態でした。この骨折はどんな意味があるのかとそんなことを思いつつ、自由に歩けない(松葉杖)不便さと、当たり前のように歩けていたことのありがたさを感じていました。
そんな中、クリスマス前に自宅でお二人様ウクレレコンサート。なんと贅沢なクリスマスプレゼントでしょう。ウクレレを演奏してくださったのは、テルさんが毎週月曜の朝にオンラインで話すお仲間です。若い頃からギターを演奏されていたそうですが、ある時から指が動かなくなりギターは断念せざるを得ずウクレレに転向されました。
週末のウクレレコンサートは今年は50回になったそうです。仕事をしながら、大学にも通いながら、演奏活動もされている先輩のウクレレは、讃美歌からはじまり、ポールマッカートニー、ジョンレノン、坂本龍一から、きよしこの夜まで、平和への想いが伝わります。心にしみました。


それから1週間後、1年3ヶ月ぶりに息子が帰ってきました。今年の春、東京から山梨県北杜市に移動になり、音信不通は元気な証拠と思いつつもどんな暮らしをしているのか気になっていました。日常使いの温泉が周囲にたくさんあることで身体が癒され、ジビエや野菜をいただく豊かな食生活を送っているようです。
人に助けてもらえる関係があり、生きる力になる自然の恩恵を受け、仕事の環境は自ら考え動かなくては進まないようで、それもありがたいことだと思います。
帰ってきた翌日はテルさんのお誕生日。顔を合わすことが少なくなり、お誕生日を家族揃ってお祝いしたのはいつだったか思い出せないくらいですが、久しぶりに一緒にお祝いできたのもうれしいことでした。


師走の思わぬケガ。いつもの自宅での家事ができなくなると、二人暮らしではもう一人への負担が大きくなります。悪いなぁと思う気持ちからできることをしようと動くことが逆に要らぬことのようで、「じっとしててくれへんかなぁ。」と何度言われたことでしょう(笑)
この期間、いくつかの予定はキャンセルせざるを得ず、残念だったこともありました。ご迷惑をおかけしたことも多々ありましたが、クリスマスにはすっかりギブスもとれ自由に歩けるようになりました。
年末は、大掃除、お餅つき、そして今日大晦日はおせち作り。年末の恒例行事がいつもと同じようにできたことをこれほどうれしく感じるのは不自由を経験したからこそです。

今年は考える時間をたくさんとりました。故に、家で過ごす時間が多くなりましたが、この家のおかげで右往左往することなく心は穏やかでした。暮らしの場がどんな状態かは、心に大きく影響を及ぼすことを実感する一年でもありました。
お世話になったみなさま、一緒に活動してくださったみなさま、家づくりからつながってくださったみなさま、家族や友達、今年も本当にありがとうございました。
どうぞよいお年をお迎えください。
