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-2026.11.3-
森の中で、きのこ目になって歩く
森へ入ってきのこを楽しむフィールドワークに参加しました。ミライマのお向かいにある「カフェ弄月庵」さんの企画です。
森に入ると散策道のあちらこちらに、さっそくきのこが顔を出していました。きのこを観察するには季節的には少し遅いと聞いていたのですが、いやいや、なんのなんの。こんなにたくさんのきのこがあるものなのかと驚きました。


気がつけば、参加者も講師の先生方も、みんな下を向いて歩いています。普段なら見過ごしてしまうような小さなものも目に留まるようになってきます。そして、歩いているうちに、だんだんと「きのこ目」になっていくような気がしました。
それにしても、きのこの種類の多いこと!
一つひとつ観察しながらお話を聞くと、知れば知るほど奥深い世界が広がっています。きのこは分解者と呼ばれるようですが、それは、枯れた木や落ち葉などを分解する役割を担っているからです。森の中では当たり前のように繰り返されている営みですが、この分解者たちがいるからこそ、森の生態系が成り立っているんですね。



そして、もう一つ興味を引かれたのが、菌類が土の中につくるネットワーク。
目には見えない地下の世界で、菌たちがどんなふうにつながり、森の中のさまざまな生きものと関わっているのか。想像するしかありませんが、見れるものなら見てみたい!
秋の森をきのこ目になって歩き、きのこルーペ(うれしいノベルティ!)を使って観察し、きのこの役割についてお聞きし、季節感たっぷりのスペシャルなお弁当をいただきました(これがまた、おいしいのです。)。

森を歩いて、見て、知って、味わって、森の見方がまた一つ増えたとても楽しい時間でしたが、森の中だけでなく、人が暮らす場所にも、目に見えない菌たちの世界があります。
住宅地や庭、身近な緑のある場所でも、土の中にはさまざまな生きものがいて、それぞれの営みがあります。人が暮らしやすい環境をつくることと、そうした小さな生きものたちが生きていける環境を残すこと。その両方を大切にできたらいいなと思います。
土を覆い尽くしたり、必要以上に手を加えたりするのではなく、できるだけ土の環境を残すこと。そして、すでに人の手が加わって変わってしまった場所も、少しずつ元あった状態に近づけていくこと。そんなことが、身近な暮らしの中でも少しずつできないかなと考えました。



きのこを探して歩いた一日が、普段は意識することのない土の中の世界や、私たちが暮らす場所の環境にまで思いを巡らせる時間になりました。
講師の赤石先生、ネイチャーガイドの前田さん、そして企画してくださった弄月庵さん、ありがとうございました!