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-2025.5.30-
CSAでチェーン除草の体験
お米づくりをされている生産者さんと消費者が直接つながる、CSA(Community Supported Agriculture)地域支援型農業のグループに入りました。最初のお手伝いは、京丹波町で無農薬でお米づくりをされている田んぼでの田植え後のチェーン除草のお手伝いです。
チェーン除草とは、田植え後にチェーンをつけた器具を引いて、表土をかき混ぜることで雑草を除去する技術のようです。

お米の苗は抜けないのでしょうか?
田植え後4日ほど経つとしっかり根づくようで苗は抜けず、チェーンをひくと土の中の草の種が浮いてくるそうです。
子どもの頃に田植えをしたことがあった気がしますが、ほぼ初体験。水を張った田んぼを歩くのに精一杯で、ヨロヨロしながら超スローペースでしか歩けません。
こちらでお米を作る南かおるさん。お米づくりは3年目だそうです。サクサク歩けるかおるさんのチェーン除草は私の3倍速でした(笑)

時々きこえる鹿の鳴き声と、おたまじゃくしもアメンボもメダカもいる田んぼで、足裏に地面を感じながらの作業。そして、作業の終わったひととき。
初めてのお米づくりのお手伝いでしたが、毎日いただくご飯ができるまでの過程を知り、苗からお米になるまでがもう少し自分ごととして思えるようになればいいなと思います。
今回参加しているのは、京都の共感コミュニティ通貨(地域通貨)祭コイン版CSAです。
京都祭コインcomoとは?
京都の町をみんなで創る、共感コミュニティ通貨『京都祭コインcomo』 ◯環境に配慮したり、残したい文化を応援するアクションに降ってくる ◯ユニークな人やお店に繋がれる。ギフトを載せて応援も♪ ◯3ヶ月で腐って、共助(みんな)の財布へ
かおるさんは他にもさつまいもの栽培から干し芋として商品の販売まで、六次産業化を実現されています。今年の夏は干し芋の作業が行われている作業場で、かき氷の販売もされるそうです。
食べてみます?
もちろん、食べたいです!!
夏の販売に向けての味見と称して、無農薬のいちごを使ったホンモノいちごシロップのかき氷をいただきました。


当たり前ですが、よくあるカラフルないちごシロップのかき氷とは全く別物です。これを食べるためだけでも、またここにきたいと思うようになるでしょう。レモンもおすすめだとか。今からとても楽しみです。
帰りにお土産用に干し芋を買いました。栽培期間中農薬不使用、化学肥料不使用のべにはるかの干し芋です。お子さんのおやつにも、もちろん大人のおやつにもぜひ食べてみてほしいですが、今年のものは残り少ないようで売り切れているかもしれません。

丁寧に作られている生産者さんと直接つながり、食べるものができていく過程を見たり、一緒に作業をしたり、それはとても貴重な体験です。今はまだお手伝いすることが逆に時間がかかってしまって迷惑をかけていることと思いますが、こうして自分も体を動かして関わらせてもらうからこそ、感じられること、考えることがあるのを実感します。
自然の景色や匂いや音など、五感はフル稼働し、黙々と水田を歩いていると、人それぞれに思うことがあるでしょう。浅水と深水の田んぼの草の様子が違うこと、歩いた感触、人が生きる道にも似ているかもしれないなと思ったり、それは知識を得たり動画を見て知ることからは生まれなかった思いです。
応援しながらありがたく恵みをいただけるのは幸せだなと思います。まさか、田んぼでお米作りに関わるとは思ってもみなかったですが、一歩踏み出すと何かしら面白がれる自分がいるからでしょうか(笑)