建築現場日記
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-2023.5.8-

Scenery House 許認可申請始まる

本日は市役所の建築指導課へ出向き 調査依頼書という書類提出に行きました。

受付番号表をもらって、その後各課へ持ち回り 参画協働課、下水道課を回りました。

行政が変わると申請の方法が変わります。

事前に調査済みなので想定内ですが、工事着手前に自治会の会長へ連絡が必要との事。

建築地は自治会が無いので不要と思いきや、隣接の自治会に連絡をしてくださいとの市からの協力依頼。

通学路等の見守りの取り組み上「きめ細やかな安全確保をするために、近隣の建築工事に関して情報提供を徹底してほしい」という要望がある為。

工事業者が決まったら引き継ぐことにします。

同時に進めていた確認申請も近日中に提出することになります。

今回は長期優良住宅認定申請は行わないという事ですが 許容応力度計算にて等級3以上であることを確認。(外皮性能、省エネ性能も計算し仕様を決めています。)なので自主的長期優良住宅認定レベル

そして今回は南面の採光が永続的に得られそうなのでパッシブデザインを取り入れています。

冬場の日射取得、夏場の日射遮蔽(庇とブラインド)で冷暖房費を自然の力を借りることでエネルギー消費低減する家となります。

まあまあ奥まで日射取得できそうです。

このCGは冬至のお昼ごろの太陽。

-2023.4.20-

Scenery House 設計中

今回のキッチンは オールステンレス。

よく見える位置でなかなかの存在感がありそうです。

参考イメージ

キッチンの量感と廻りの仕上げに対するイメージに悩んでいました。

色々試してみます。

ステンレスのバイブレーション仕上げに床板を合わせてみると床板の色が映り込んで金属のハードさが緩和されます。

デザインの方向性は 廻りのイメージと切り離す事を考えていました。

キッチンと取り付く袖壁の一体感を同じ雰囲気に揃える案。

袖壁をモルタルや石、タイルなどの量感のある素材と組み合わせます。

モルタルの仕上げ方に寄りますが金鏝できっちり仕上げると のぺっ となりそう 小手ムラ出したり研ぎだすのはこの家には向いてない感じがします。

この雰囲気だと大判のタイルで少しテクスチャがあるものがよさそうです!

袖壁をぐるっと仕上げるとうまく区切りがつきそう。

このあたりでサンプルを依頼して実際に確認してみます。

玄関土間にも合いそうです!

-2023.4.2-

Scenery House 設計 打合せ

見積の図面を確定させる為に仕様等を決める段階です。

今回、里山の ミライマ での打合せ。

気候が気持ちよくなってきたので新緑も奇麗な里山です。

今回は昼ご飯を 近くのネコタさんのテイクアウト。

ベーグルは売り切れでオムライスとナポリタン。

打合せ中にこうして食事をご一緒させていただくのもFORMAでは珍しくありません。

打合せの時以外の会話から共有できることや発想が広がったりすることもあるのです。

打合せ後は 焚火をしてマシュマロ焼いて楽しみました^^

その後、まとめているとすっかり夕方。

更に焚火で軽く食事^^

明日は図面とキッチン周りのシミュレーション!

-2023.3.24-

Scenery House  日照シミュレーション

春秋分 冬至 夏至 の太陽の入り方 

太陽高度(角度)が異なるので同じ時間でも太陽の入り方が変わります。

冬は太陽をたくさん取り入れて家を暖める。

夏は太陽を取り入れないように庇や屋根で影をつくり取り入れる量を少なくする工夫をします。

この敷地は住宅街でありながら南方向が下がる丘陵地、南側も専用通路があり隣家も平屋が新築されたところという好条件。

南の日射は確保できる敷地です。

専用通路からの視線を遮蔽するために1階は塀で対応、冬場は2階から日射を取り入れ大きな吹抜を配置することで家の奥まで太陽を届ける段屋根を持つオーソドックスなパッシブデザインとしています。

今回の設計もBIMであるARCHICAD SOLOで設計しています。

住宅設計ではBIM(ビルディングインフォメーションモデリング)という三次元の各種の情報を紐づけることが可能なCADを使う事務所はまだ少ないです。

FORMAではかれこれ5年前から使っています。

プラン段階から多くの検討を同時に進めながら設計することが可能となります。

その為フロントローディングという前もって行う作業は膨大になりますがお施主さんとの意思の共有は以前と比べて格段に向上しました。

ここで作成した3Dのデータを工務店に渡せばすぐに施工可能となる状態になる日も近いかと思っています^^