建築現場日記
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-2023.12.28-

Scenery House 定例

先週は体調を崩して定例欠席。

一週空いてしましました。

しかし、現場とのラインのやりとりはほぼ毎日続きます。

体調が少し戻っては外構の図面を再チエック、現場の納まり検討など休ませてはくれません^^

そのせいか気持ちをしっかり持てたおかげで体調も戻りました。

内部はクロス屋さんが二人作業中。

少し強面の職人さん、貼るのが難しいと言われるエコフリースの継ぎ目がほんとわからないくらいの技術で張っていかれます。

監督さん曰くマジック!

目を凝らしてみてもすぐにはわかりません。

視線を感じた職人さんが振り返った時の笑顔が素敵でした^^

この日はキッチンのタニコーさんも来られて搬入時の近隣挨拶回られていました。

担当の方も年明けに搬入とあってドキドキされているとの事。

その気持ちよくわかります!

でもきっとうまくいきますね!そんな氣が流れていますこの現場は!

外構の塀の色

現品見本と塗り方で大きく変わります。

久しぶりに悩ましく、再度精度を上げて塗装してもらい決定することになりました。

今年は本日が最終日。

来年は1月10日 定例です。

-2023.12.15-

Scenery House 定例

足場が外れました。

設計時のイメージパースはこんな感じ

高さを変えて重なっている大きな片流れの屋根が印象的になりました。

天井高さの違いがこの形の理由となっています。

一戸建てでありながらスペースの性格ごとに天井高さの変化でゆるく分けられていて天井高さの変化によってその居心地や人の氣持ちが変わることを意図しています。

上を見上げたくなる上方向に延びる場にはハイサイドの窓があり空が見えると同時に冬場は日射取得し空間を暖めてくれます。

天井高さを抑えた空間は人の視線を水平、もしくは下方向に意識が向かいます。

その先には地窓という日本建築の様式で使われる床面に窓を設けその先には植栽が植えられ四季を楽しめる庭となるでしょう。

家と庭(外)のつながりを大切にしています。

そんなシーンを感じる事の出来る家がこの家のコンセプトの一つです。

本日の定例は庭に植える樹々の打合せ、eniの堀江さんとお施主さんの顔合わせ、要望、設計趣旨をお伝えできました。

堀江さんの中でもイメージが広がっていることと思います^^

1月に農場へ木を見に行き、2月に工事という流れとなりました。

思い返せば堀江さんにお願いしたのは【Ns’house】 外構から。直後に独立されたので15年以上のお付き合いでしょうか!

堀江さんのつくられる庭は木々を選ぶ過程のお施主さんとのヒアリングからデザインの提案そして施工からメンテナンスまでを安心してお任せすることができます。

何より庭へ対する想いをしっかり持って取り組まれていると長年見てきて感じています。

想いをもって事物を扱うという事、想いが積み重なるようにして一つの形や場が出来る(つくり続ける) 暮らし手は自分たちにとって良いと思えるように設え、整え、時には改変してよりよいように暮らし続けていく。

そんな人の営みがそこに身を置いた時に居心地や氣持ちの良さをつくるんじゃないかなと思います。

足場が取れて外部の配管工事。

内部は仕上げ工事進行中です。

階段の段板

-2023.12.6-

Scenery House 定例

先週の定例後 大きな変化がありました。

そとん壁施工中の状況 (写真はお施主さん撮影)

階段設置

こちらもお施主さん撮影

定例会議は毎回出席されてます^^

今回も私がいけない時にも工事見学をしていただいていまして、階段の感想やそとん壁のかき落としの工事を見て職人さんとの会話された様子をお聞きしました。

「そとん壁もとてもいいです!
ガルバとそとん壁、とても良い雰囲気!
かき落とされて表情が変わっていくそとん壁の様子や職人さんの作業は、いつまででも見ていられました。

トラス階段を見て小躍りしそうになり、かき落とされたそとん壁を見て小躍りしそうになり…
これからFORMAで家を建てる方達には、ぜひ現場に行くことをお勧めしたいです笑」

現場の楽しみ方にも様々だなと思いました。

というのもお施主さんの御実家は阪神淡路大震災で被災されたのですが幸い倒壊を免れて家をしっかり建てられていたことに興味を持っておられて実際造る職人さんにも同様の想いがあられたようです。

ご自分の家を建てる時にどんな職人さんに作ってもらうのか。

多くのお施主さんは家が出来上がって暮らし出すと造る間のストーリ―は薄まっていきます。

でもこのお施主さんはつくる過程の数々の出来事がシーンとなって思いだされるのではと思うとほんとにこの家のことを理解していただいているなと思います。

定例の時に合間の会話での空気感がとても心地よい現場ですきっと良い家になると思います。

帰りに道にお施主さんが

「階段の影がきれいでしたねぇ、あの影が動くんですね!」

とニコニコしながらおっしゃっていたのが印象的でした。

ぼくもそう思っていたので写真を撮っていました^^

こんなシーンに感じていただけるお施主さんだからこその提案だったのでほんと良かったです。

来週はいよいよ足場解体!

楽しみは続きます!!

窓と太陽の関係。

ほぼ予想通りの結果ですが念のために確認。

冬場でも朝からしっかり日射取得できそうです!!

-2023.11.30-

Scenery House 定例  家具工事打合せ2

前回は設計者と施工者でのやり取りを行いました。

今回はお施主さんの要望、使い方のイメージなどもあるので施工図の確認をお願いしました。

こうして事前に可視化して共有することでクオリティーも良くなると思います。

検討段階で立ち位置によってのよりよくなるための提案が出てくることで変更を余儀なくされることもありますが判断は大きな観点、お施主さんの想いに委ねます。

もちろんコスト、工事期間、作業工程、他の工事との関連性等、多方向の検討も必要ですが。

最終家具図面を確認して製作が始まります。

ものつくりの現場では関わる関係者や職人さんがフラットに意見を言い合える場が大切だと思います。

その場で得られた意見の意味を理解したとの比較で検証するなどして知見を次の設計に活かしていくのですが、その時に僕がベストと思う設計でも職人さんの考え方や手法によって異なる方法がベストの場合もある訳です。

結果、その方がきれいに仕上がったり、同じ金額以上の仕上がりだったりするので 作る前のこうした意見交換も重要と考えています。

天井が貼られました! 点検口も違和感なく納まりました。

木製窓 ヘーベーシーベー。

11/30は階段設置

12/1はそとん壁

そとん壁 W121(白)仕上げはかき落とし

骨材が入っているため細かなかき落としはこれが限界との事でした。

12月に入り外部工事が終わるといよいよ足場が外れます!

-2023.11.23-

Scenery House 定例 家具工事打合せ

前回の打合せ内容が工事されていました。

良い感じです。

仮設床がありスキップフロアになってますね^^

大工さんの配慮で微妙に面取りしてくれています!

心使いがうれしくなります。

洗面カウンター

あまりにも床色に近いので奇跡かと思いきや塗装済みとの事 そりゃそうだ(笑)

天井にはグラスウールが310㎜の厚み 下部にはスカッとシートこの後プラスターボードが貼られます。

いよいよ大工工事も大詰め残すところ二週間ほど。

外部の仕上げも着々と進んでいます。

そとん壁の下塗です。 割れ防止の為、ファイバーメッシュがふせこまれています。

ガルバリウム鋼板も完了。

軒の木部も美しい!

キッチンの食洗が輸入の関係か間に合わないとの事、代替機種で対応との事。

何が起こるか想像できませんが間に合うという事で良かったです。

-2023.11.16-

Scenery House 定例 外部工事進む

外部工事が進められています。

軒裏の木部

フレキシブルボード

外部用のフレキシブルボードは非常に硬い素材。

美しく留められるようにビスの選定まで口出ししてしましました。(過去に経験があるので^^)

・軸の径:3.3

・ビス頭の寸法:5㎜以内

・フレキ付き: 素材を傷めずビス頭が埋まるように

・素材:SUS401 強度、耐摩耗性、耐食性に優れる

工務店さん、職人さんに探していただき良いビスが見つかりました!

ビスが化粧となるのでピッチや打つ位置がそろうように張っていただいています。

素材、施工方法の扱いが丁寧だとその分見え方が良くなると過去の経験から感じています。

外壁のガルバリウムも順次貼られています。

そとん壁下地も ラス地の後、モルタル用防水シート、専用ラス網が取り付けられています。

ラス網のかさね代、タッカー(留め釘)のピッチも施工要領書どうりです。

内部はフローリングが貼られて壁の下地となるプラスターボードが貼られています。

下地を入れる箇所、コンセント類の確認が終わりどんどん進みます。

11/4の気密測定の結果は 0.19cm2/㎡  建物全体で4.3cm角の隙間がある程度なのでかなり良い結果です。

-2023.11.9-

Scenery House 定例  色検討

木部の色について再確認の意味でサンプルを作っていただきました。

クリアが良いと仮決めしていたのですが比較すると色々意見が出てこちらの見え方も変化します。

床材の素材の発するオーラの強さに合せに行った方がよさそうです。

持ち帰り昼と夜の違いを比較

日中の光で確認

電球色照明のもと

少し黄色波長が強くなるので念のため。

平面で並べると近似色だったのが平面と垂直という風に使う部位に合わせた置き方をすると壁が濃く感じます。

木材の導管部が濃く出るのですがこの塗装の場合は色のせいか緩和されて柔らかくなじんでいます。

-2023.11.2-

Scenery House 定例

10/25定例

キッチン設備配管墨だし後立上完了

下地補強箇所の確認

お施主さんはコンセントの配置を確認していただいていました。

2階外壁部 断熱材の種類、厚み、施工方法確認 

屋根が葺かれていました。

そとん壁の下地工事の為養生中。

一段上の屋根工事も完了

軒裏の通気部材、防虫網 確認

破風のガルバリウム鋼板加工もばっちり

サッシ廻りの防水状況

貫通配管の施工状況

いずれもきっちり工事されています。

そとん壁下地 ラス地の杉板は通気工法です。

11/1 定例

階段施工図の打合せ。

制作物になる階段、取付方法、下地、止める為のビス 松本大工と調整。

床が搬入 梱包ばらして程度を確認、良い風合いです。

無垢のよさでもある杢目、板目、柾目より等々 松本大工のセンスで張るということになりました(本人は自信がありそうです^^)

美しいです!

この後すぐに傷が行かないように養生されてしまい完成までは見る事が出来ません。

そして1階の断熱材の確認

ルフロ(換気扇の配管ルート、径)確認

明日には玄関引戸木製サッシが届きます。

下枠設置前に水切りを入れ下枠を乗せる仕様としています。

ディテールを何枚図面書いたか忘れるくらい書きました。

結果はシンプルなものになりました。

でも手を動かし考えるのが重要と思います。

本日も快晴。

工事も順調です。