住まい方アドバイザー 中西千恵のブログ

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-2019.11.29-

中古住宅 インスペクション あなたの家のカルテはありますか?

家の中でも白い息がでるんです

中古住宅を購入されて暮らし始めたものの、冬とても寒いのでなんとかしたいのです。

というご相談をいただくことがあります。

「家の中でも白い息がでるんです!」

とおっしゃられた方もいらっしゃいます。

暮らし始めると切実な、暑さ寒さといった温熱環境。

どうしても最初は間取りや広さなどに目が行きがちですね。

もちろんそれらも大事なのですが、健康的に暮らすという点では温熱環境は切実な問題です。

 

根本的な解決のためにする

例えば、寒いからということで暖房機器をどんどん増やす。

その時その時、その場しのぎ的な対処をしていても、エネルギーばかりを消費して根本的な解決ができませんね。

最初にやるべきことは、調査して自分の家の現状を知ることです。

図面が無ければ図面を作成し、寸法を把握し、どこが壁でどこに窓があって、何年経過して、途中にあった変化はどんなことで、今の状況はどうなのか。

人に例えるなら健康診断のときに、身長や体重や目や耳や身体の計測をしますね。

そして、今までの病歴と今の状況はどうなのかを問診します。

それと同じように、家のお医者さんと言えばわかりやすいでしょうか、住宅医のテルさんが家について計測、調査、問診をします。

 

カルテがあれば確認、把握、予測ができる

窓、断熱、屋根、劣化、仕上げ、家を調査すると詳しく知ることができます。

そうすると、性能が少しでもよくなる提案ができ、計画的なメンテナンスのアドバイスができます。

正確な図面があれば、リフォームをする時に工事範囲の把握ができたり、工事の見積りの根拠を確認することもできます。

住宅の外皮性能予測(それ何?って言葉ですね~)

・外壁・屋根・窓の結露の発生シミュレーション

・一日の室温変化シミュレーション

・冷暖房の能力算定シミュレーション

・光熱費のシミュレーション

そういった予測もすることができます。

又、事前に予防していくことで、メンテナンスの費用をおさえ家が長持ちすることにもつながります。

大事なのは自分の家の現状を知り自分の家のカルテを持っておくことなのですね。

工務店さんやハウスメーカーさんが把握してくれているので大丈夫。

そう思われているかもしれませんが、自分で家のカルテを持っていれば、

どこへでも相談に行って、家のことを分かってもらえるのです。

プロが見ればわかるカルテがあることで、自分で相談相手を選択できるということです。

リフォームを検討されるときも、中古住宅の購入を検討されるときも、現状を知り家のカルテがあることがとても大事だということが伝わりますでしょうか。

家をよくしようと思うとき、どこを確認しどう改善したら良いか、大事なポイントをしっかりおさえて納得したリノベーションをしたいと思われる方は、どうぞ気軽にご相談下さい。

家のデザインだけでなく、既存住宅の調査、診断も得意な住宅医テルさんがお話しさせていただきます。

【ご相談はこちらからどうぞ】

喜んでご相談承ります(^^)/  

うつろい家デザインFORMAフォルマ