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-2023.2.20-
大事にしたいものをえらぶ
今年の冬、何度か氷点下の朝が続くことがあって、その冷え込みで玄関に飾っている水差しが割れてしまいました。中の水が凍ってしまったのです。
おじいちゃんが作った素人作品ですが、大事にしていたのでとてもショックでした。
見事に真っ二つ。
まだ中の水が凍っているうちに輪ゴムで縛ってしばらく置いていて、なんとかならないかなと思っていたら助け舟をだしてくれる友人がいました。
そして、先日水差しが返ってきました。
うわっ!
カッコいい!!
金継ぎのようですが、これは真鍮を使って下さったようです。
1本の金のラインは割れ(ヒビ)、意図的なものではなくて偶然の表情。
「金継ぎ」は日本の伝統技術だと思うのですが、金継ぎの前後でまるでちがう作品になるのは面白いですね。
そして、その技術のおかげで大事にしていたものを使い続けることができることに感動します。
割れたら捨てる、壊れたら捨てる、古くなったら捨てる。
そんなものも生活の中では多いかもしれません。
そんな中でも、本当に大事にしたいと思うものをえらぶ、使うことで、直しながらも使い続けたい気持ちが生まれるのでしょうね。
自宅の入口に水差しが表情を変えて復活したのをみて、使い続けられるうれしさと、ものを大切にできるうれしさを感じます。
陶芸家 藤平寧さんにおせわになりました。ありがとうございました。
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