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-2025.12.21-
この方が気持ちがいいでしょ。
12月のみちくさリビングに、パーマカルチャーデザイナーの大先輩がきてくださいました。
毎回お話しをお聞きするたびに、豊富な知識、たくさんの実践、考え方にハッとさせられることも多く、本当に素晴らしくて足元にもおよびません。
それを察してか、「パーカルのスローな視点がいいでしょ。」とおっしゃいました。
まだまだ、私たちは自身の暮らしの中でできることを少しずつしか実践できていませんが、少しの積み重ねは継続していくには大切な気がしています。
そもそもパーマカルチャーとは、パーマネント(永続性)、農業(アグリカルチャー)、文化(カルチャー)を組み合わせた言葉で、永続可能な人と自然が共に豊かになるような関係を築いていくためのデザイン手法なので、頑張って息切れしたら本末転倒なのです。

設計という仕事を通して、家や暮らしをこれから新たにつくっていこうとする方々と、「自然のエネルギーをできるかぎり無駄なく循環させる」、その仕組みどのあたりまでなら無理なく取り入れられそうかを一緒に考え、暮らしに組み込む実践を進めています。
大先輩は、家族が少なくなり1人でもできるスタイルや、徐々に体力が落ちていくときに、なにを削ってどうしていくと持続するかということを、みなの先を走って背中を見せてくださってるように思います。
そして、何かを選択するときの判断基準の一つが「この方が気持ちがいいでしょう。」
いろいろなモノやコトを選択する場面は暮らしの中で多々あります。どうあれば気持ちがいい?この問いはとても大切に思います。
「今だけ、金だけ、自分だけ」という言葉を目にすることがありますが、判断基準がそれでは気持ちがいいとは真逆へ向かうでしょう。

差し入れに、「これ好きなの」と、グリーンアイズさんの自然栽培コーヒーをいただきました。体力は落ちても「まだまだ口は動きそう」とおっしゃる先輩は、とても笑顔がチャーミングで素敵なのです。
ありがとうございました。
次回のみちくさリビングは、2026年1月4日(日)です。
どなたでも気軽にお越しください。お待ちしています。