建築現場日記
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-2015.11.17-

@ほどよい家 構造部材打ち合わせ 

今日は構造部材に関する打ち合わせ
出席者は構造設計者、工務店さん、製材屋さん、プレカット担当者、FORMA

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施工図を基にして、プレカットからの質疑回答、構造設計とのすり合わせ、材料確認、寸法確認、組み立て方の確認等関係者が一堂に介しての打ち合わせです。
其々の持ち場からの意見を集約しては摺合せして結論を出していく大切な場です。

現場で行う工事確認や受け入れ検査とは別に事務所等でもこのような事が行われております。
施工図の承認までの間も意匠図と照らし合わせてチェックし訂正してもらっています。

現場で間違う事の無いように事前に把握し確認し問題の起こりそうなところを発見し先に対処しておく事で当日スムーズに行く努力をしています。

-2015.11.17-

@ほどよい家 配筋検査

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瑕疵保険の配筋検査を行いました。
鉄筋の径、ピッチ(間隔)、継手の重ね長さ、かぶり厚等が設計図通りか確かめる検査です。
合格となりましたので、来週は基礎底板のコンクリート打設となります。
コンクリートの発注強度は設計基準強度に3Nと温度補正を加えたものとなります。
コンクリート打設前に発注強度を確認しました。

右端に見える木の格子は仮設トイレです。
前面道路のお宅の正面なので、工務店さんの配慮で化粧されました。
気遣いが有りがたいですね。

-2015.11.4-

@ほどよい家 縄張り ~掘方

前回、縄張りの寸法誤差を確かめます。

もしかして、敷地境界の打ち間違い?という疑念まであったので再確認をしたところ、基準線からの印のつけ間違いという事がわかり、図面通りの配置に納まる事が確認できました。

 

 

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地盤調査の結果、考察としては直基礎で支持出来るという結果でしたが、一か所極端に支持力が劣る部分が有ったので、おそらく隣地擁壁の工事時の埋戻しの影響かもしれないと推察し、試掘してみると、劣る部分の地層が塀沿いに約20~30cmの厚さで分布している事がわかりました。

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地盤調査は建物の四隅と中心辺りしか調査しないので、このように調査結果を元にしながら試掘すると辺の部分の状況を確かめる事が出来ます。

構造設計者と相談し、不安となる土質を取り除き砕石で転圧しながら埋戻す事としました。

地盤調査の結果を見て不安な部分が有るときは実際工事現場に立ち会い必要な時は設計図書に記載がなくともこの事例の様に、不安要素を取り除く、若しくは改善します。

一定の基準を満足させるために合否の線引きがされている事が多くありますがプロは線引きの落とし穴についても把握しておく事が大切です。

前出の配置の際にも最新の測定機器を使っても使う人間が間違っていてはどうにもなりません。

設計者、施工業者、ひいては職人さんに至るまで図面通りに建築を作るだけではなく、こうした目に見えないところの配慮を怠る事無く取り組むことが大事だと思います。

 

 

-2015.10.27-

@ほどよい家 配置確認(縄張り)

 

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地鎮祭時に確認した時には設置されていなかった境界明示もプレートとコンクリート杭が打たれていました。

今回も天空率を使う事で斜線をクリアしているので配置は特にきっちりと見ていきます。

多少のずれは基礎工事までに是正してもらい、再度確認後工事に入っていただきます。

地盤調査の結果も地盤改良の必要はないとのことです。

微妙な部分は慎重工事という事で現場に立ち会いながら土質や状況を確認しつつ進める事としました。

しかしこのところ、晴天続きで本日も秋の青空がとても気持ちの良い一日でした。

-2015.10.15-

ほどよい家 地鎮祭

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先週末は「ほどよい家」の地鎮祭が行われました。

住まい手のHさんご家族と、工務店さん、専門工事業者さん、そしてFORMAが参加させていただきました。

敷地は、北と西に開けた小高い山が見渡せる気持のいい場所です。

ほどよい家は、この景色を室内から愉しめる2階リビングの住宅です。

南道路、玄関アプローチ、ガレージもゆるやかに植栽をいれながらつながります。

Hさん無事地鎮祭がおこなわれおめでとうございます。

 

-2015.9.1-

「ほどよい家」現場日記がスタート。

京都市左京区の五山の送り火に近いH邸の計画が進んでいます。

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たくさんのご自分達のご要望をかなえたいというわけではなく、
FORMAの住宅に対する考え方や想いに共感いただきました。

中学生と小学生の男の子が二人いらっしゃるご夫妻が、
お子様たちとあと何年一緒に暮らすことができるのかを考えられたときに、
家族一緒に暮らす日々を大切に楽しく暮らせる家を考えていきます。

ほどよい空間、ほどよい広さ、ほどよいデザイン、ほどよい生活感、ほどよい関係。
ちょうどやピッタリではないかもしれないけれど、
住まい手のおおらかさが感じられる「ほどよい家」。

楽しみにして下さい。