建築現場日記
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SALT HOUSE リノベーション

-2022.12.10-

@SALTHOUSE リノベーション  大工工事

本日は耐震要素になる耐力壁の検査。

亀岡市の建築住宅課 から二名の検査員が来られました。

位置、材料や取り付け方、釘のピッチ等を検査をされました。

問題ありませんでした!

間仕切りの壁が立ち上がり空間仕切りが明確になってきました。

居間 、WINCL

キッチンからダイニングを見る

ご母堂の寝室

仕切りが出来てくると暮らしのシーンがイメージしやすくなってきます。

おすすめは黄土色
如庵 織田有楽斎
妙喜庵 待庵  千利休

既存の木部の経年変化具合、木製建具とのなじみ具合。

自然の素材の変わりゆくさまが美しいと感じます。

玄関の軒庇も大工さんの手により復活しました!

-2022.12.1-

@SALTHOUSE リノベーション  大工工事

構造の方針も決まりました。

再計算の結果もよく1階、2階のX方向、Y方向とも1.0以上の数値となりました。

工事も順調で来週の定例時に中間検査を受けることになります。

これは間仕切りの位置確認。

1階床の杉材が搬入されました。

杉のいい香りが現場に広がります。

火うち金物、 梁の補強、ボルト引きで接合部の引き抜け対策をしています。

既存屋根の軒裏は野地板に合板が使われています。

劣化しており表面が剥がれてきているので軒裏は延焼の防火も兼ねてケイカル板で包み塗装仕上げとします。

-2022.11.22-

@SALTHOUSE リノベーション  構造打合せ

定例内合わせ。

解体時の確認から、実際の工事にあたり耐力壁についての変更点があります。

下地をする際に土壁を少し落とした部分から筋かいが現れました。

再度耐震計算でバランスなどを再確認し更に耐震的に有利に働くように改善します。

改善内容は後日、お施主さんに報告する予定。

床下地合板工事完了

細かく仕切られた壁が取り払われて大きな一室空間が現れています。

下屋部分も下地が終わりルーフィングが張られています。

後はサッシの取り付けが終わると内装工事が本格化する予定。

抜け感が良いです。

こちらの工事監督も直さんです。

大工さんも地元の大工さん二人 新旧の良いコンビです。

化粧庇の野地板の納まりの相談をしていると

「広小舞、のぼりよど、松の葉の意味は・・」 等々

年配の大工さんとこんな話が出来るのが久しぶりでとてもうれしいのです。

最近の工事ではあまり使わなくなった部材なので リノベーションの際に残っているこういうところは大切にしていきたいと思います。

-2022.11.15-

@SALTHOUSE リノベーション 

午前中はお施主さんが現場見学に来られました。

現状の報告をさせていただきました。

やはり実物を見ると広さ、光の入り方等がよくわかりますね。

東京のお土産もいただきありがとうございました。

そして夕方からは定例の現場打合せ。

本日は電気屋さんと大工さん。

打合せが終わるころには暗くなっていました。

前面道路は灯篭があったりする風情のある道です。

-2022.11.9-

@SALTHOUSE リノベーション 

型枠が外れていよいよ木工事が本格的に始まります。

新設基礎も良い感じで打ちあがっています。

資材も搬入されて1階の木工事も始まります。

これからの定例会議は基本、月曜日となりました

来週はお施主さんが見学に来られます。

よろしくお願いします!

-2022.11.5-

@SALTHOUSE リノベーション 基礎/大工工事

基礎の状況確認から、基礎の位置を再検討し工事が進んでいます。

配筋工事が終わり型枠が設置されました。

柱、土台の不朽箇所は取り除き健全化、新たな基礎がささえてくれます。

基礎工事期間中、2階と屋根工事は進められることから、先行して屋根工事を行っています。

大屋根は完了、下屋根は新設との接続があるので新設部の出来上がりを待って再開する予定です。

大工さんから2階床のレベル(高低差)を聞いています。

三間満たない距離で20㎜の高低差があります。

過去の災害、経年劣化・・・様々な理由が考えられますが

下階の状況から推察しても当てはまる事象がありません。

水平に直す事が求められていますがこの家の場合は既存を利用する部分も多くあるのですべて直すとなると逆につじつまが合わなくなるところが出てくるという問題があります。

畳から床板貼に変更するところは下地調整をする。

直に貼る廊下は調整可能な範囲で行い、各部屋と廊下は見切りを入れて調整することとなりました。

下地調整する場合にも既存の下地材を緊結しなおし固定度を高めて新たな下地を設置してもらっています。

壁も同様に新壁部分にふくらみのある個所があることがわかりました。

この部分も壁下地によって不陸を調整していくことになります。

建具を既存利用するために接点部分の納まりをつじつまが合うように検討することとなりました。

こうしてどんどん工事の範囲が増えていくことが多いのです。

しかし、状況確認をしていかにきれいに、納まりよく検討し選択していきます。

一部剥がされた壁の内に筋交いが入っていることが確認できました。

の柱脚、柱頭に引き抜きが起こるので金物設置を要件等です。

以前は部屋と廊下だったこの空間の垂れ壁を撤去しひとつながりのパブリックスペースにします。

2階の居心地のよい場所になりそうです。

次週は2階の梁補強、 金物補強の工事打合せを行います。

-2022.10.27-

@SALTHOUSE リノベーション 解体工事2

解体もだいぶ進んでいます。

基礎、土台、柱の足元の状態を確認して見回ります。

基礎の高さと土台のサイズ。

元々トイレだった過度の柱の柱脚は腐朽が進んでいました。

この部分は新たに基礎をつくるところなので腐朽部分は取り除き新たに土台と緊結します。

そして二階の床組み状況も確認し今回の改装と補強箇所について検討していきます。

柱を抜く部分があるので荷重のかかり方を読みながら上部の梁の補強を検討します。

床板は根太を大入にして下地板で緊結する方法で施工されています。

この時代にい多い根太を梁の上に直行させて床板を張る方法より床の水平強度は高いです。

更に水平構面を固める為に火打ち金物という部材を打って固めていきます。

耐震診断では土壁と思われていたところに土壁が存在していないことがわかります。

その代わり筋交いが入っているので耐力的には問題ありませんが変わっている要素を含めて再度、改修耐震計算を行い確認します。

結果は想定以上、壁強さの偏りを調整してOKです。

二階はこんな状況。

垂れ壁を取るだけで見通しよくなり光が入って明るくなりました。

来週は祭りの為 鉾町であるこの町内は通行止めになります。

来年、この家でお施主さん家族はお祭りを楽しまれる事でしょう。

-2022.10.15-

SALTHOUSE リノベーション 解体工事

仮設足場が立ちました。

タイルの張られていたところは土壁もなく断熱もありませんでした。

基礎はコンクリートとCB(コンクリートブロック)基礎になっています。 

こちらは撤去し新たな基礎をつくります。

土壁部分はそのままに残し内側にウレタンフォームパネルで断熱する予定。

来週からは2Fのコンクリート製の床を撤去します。