建築現場日記
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Improve House リノベーション

-2022.3.27-

@Improve House リノリウム張り

床仕上げにリノリウムを用いています。

当初の提案ではモルタルでしたがお子さん1才に満たないという事もあり少しソフトな触感を求められたので提案した材料。

リノリウムというと僕のような昭和世代は病院の床材を思い浮かべてしましますが、色や質感のバリエーションが多いので使い方次第でかっこよくなる材料です。(樹脂を固めた自然素材でもあります)

発注から入荷迄3か月はかかると言われていたので心配していましたがようやく納品となりました。

曲げるのが固い素材なのでフローリングを張るタイミングと同じくらいに貼ることになりました。

このタイミングに見られてよかったです!

めちゃいい感じ。

この後すぐ養生の為隠れてしまします。

フローリングの方もよい感じ。

フローリングはバーチ。 

リノリウムはマーモリウム 相性もぴったりです。

-2022.3.21-

@Improve House 大工工事

定例打合せ

この日は15:00ということもあり職人さんたちは休憩時間。

現場でコーヒーを淹れていただきました^^

職人さんたちは 午前は10:00 お昼ごはん12:00 午後 15:00に休憩を取られることが多いです。

休憩は共有の時間。 大工さんを中心にコミュニケーションを取る時間でもあります。

その間に監督さんと私は進捗状況、工事の確認、これから先の疑問点などを捌きながら先へ先へと進めていきます。

この日は 内部建具の色、階段の形状等々を再確認しこの後発注となりました。

階段は詳細図面を書き、現場で確かめ、更に業者さんが計測されて図面で再確認する作業。

一見二度手間のような氣がしないでもありませんが実は理由があります。

階段の加工はプレカットと呼ばれる方式で工場で機械が寸法通りに加工を半自動で行う方式。

そのため、形状の入力が必要。

そのために機械の為に図面を書く必要があるという事です。

私の書いた図面データが機械に連動すれば一度で済むのですがデータの互換性がないのが現状。

デジタルDXが進むとデータの互換性が取れて図面を持ち込めば工場で家の部材が出来るということも可能かもしれません。

しかし現場は生もの。 特にリノベーションの現場ではいろんなことが突発的に起こることがあります。

外壁とサッシの雨漏れ後の点検を毎回してもらっていたのですが、以前下地が傷んでいたところが先日の吹き降りの雨で湿っていることがわかりました。

外壁は塗装を行うのですがこの時点で発覚したので手当を行います。

水をかけたところサッシ廻りが原因ということで一部を剥がして確認したところ部分的に防水紙に隙間がありおそらくそこから漏水していたと報告を受けました。

以前にも補修していた跡が見受けれたようです。

念には念を入れ、この面に関しては塗膜防水下地を施工してから仕上げを行うことになりした。

今後も工事中の経過観察しながら内装工事を進める予定です。

大工工事は二階部分も進行中。

だいぶ空間の形が見えてきました。

-2022.3.11-

@Improve House 構造補強

許容応力度計算を行い 梁もすべて再計算させると持たない部分がいくつか出てきました。

下から梁を追加しボルトで縫う方法でずれを止めます。

床の合板が張られました 。

世間では材料不足で入荷が遅れていますがこちらは監督の直さんが前もって確保していただいていたようで問題なく予定通りに進みます。

屋根部分もほぼ完了。

金物の補強も進んでいます。

こちら、現場の抜け防止のための手がかりです。

-2022.3.5-

@Improve House 給排水工事

リノベーション 給排水配管の取り換えはどこまでやる?

今回はフルリノベーション。

内部は構造以外解体して、断熱、仕上げとほぼ一新します。

この場合、内部の給排水の配管はすべてやり直します。

なぜなら古い配管を残したとき将来にわたって壊れないとは言い切れないから。

使用可能かチェックはするものの築20年以上の建物の場合、不具合が今後おこらないとも限らない。

今回の建物も大きな地震に数回逢っていて今は大丈夫でも、今後が心配との声もありました。

なので、内部の配管類はすべて取り替えます。

外部給水管は13mm 

外部の配管もメーターが20mmなのに宅内は13mmで水圧が低い可能性もありました。

そうなると水栓の同時使用による圧力低下が大きくなり水の出が悪くなることが予想できました。

そして給水の配管経路が不明で建物内部に引き込まれている実管だけでも4か所ほどから入ってきています。

これもまた将来の維持管理において面倒が起こる可能性が高いと判断。

お施主さまに相談したところやはりやり替えることになりました。

見積をとると!!!!な金額

追加工事を何とか絞れないかと関係者で知恵を絞ります。

いろいろなアイデアを集約し問題点を整理し、見積内容を精査し金額の根拠と傾向を知る。

そんなことをしているうちにアイデアが出てきました。減額できるかも!!

言葉で伝えるだけでは業者さんも見積が出来ないので施工可能という根拠をお知らせしたうえでスケッチを描いて説明。

この手順を踏むことで当初の見積もりの半分以下の金額にまで圧縮することが出来ました!!!!!

圧縮できたことは良かったですが調査時に給水にも目を配る必要性があると感じました。

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-2022.2.25-

@Improve House 大工工事

お施主さんの現場見学

解体が終わり、設備業者さんが各部の点検と保守撤去作業が終わり

大工工事に入ります。

祝日ですが大工さんが床のレベルを見ながら際根太と大引の不陸を調整していただいています。

そんな中、お施主さんに現場を見てみませんかとお誘いしました。

そして色や素材を並べて再確認しました。

素材感と色の計画は実物に限ります。

そして現場で確認すると更によくイメージできる氣がします。

許容応力度計算で持たない梁が出てくることは予想していたけれど補強のための工事方法や納まりを部分ごとに検討して方向性を出すのは骨が折れますがやりがいもあります。

今週はそんな検討の結果を相談しながら進めていく予定です。

そして、お施主さんが氣にされていた外部の設備配管の点検の結果、滞留がちな場所があったり、給水の配管経路が錯綜していたり口径が小さいものだったり。

お施主さんと相談して、いっそのこと給水は新規でやり直し、排水は経路を変更するなどしてコストダウンを検討することになりました。

現場は生きている。 

リノベーションの現場では新築のように予定通りにいかない部分もありますが対応力が求められます。

その分現場とのコミュニケーションは密になります。

そういう意味ではデジタル技術のおかげで様々なやり方が出きています。

現場も進化している途中です。

-2022.2.9-

@Improve House 解体工事

工事前の様子

1月末に引き渡し、2月から工事が始まります。

まずは解体工事から。

内部の解体が80%ほどの進捗で状況確認。

4号建物を許容応力度計算で検証する

既存の構造と筋交いを確認します。

再度許容応力度計算を行い 地震や風に耐えられるかを再チェックします。

2階建ての住宅は建築基準法の4号建物というカテゴリーにあたり構造は建築士に委ねられるルートが存在します。

委ねられるといっても建築基準法の定めに寄らなければならないのですが構造設計においては簡易な計算方法で確かめられている建物がほとんどです。確認申請において梁のサイズが計算で求められていることはありません。(プレカット業者任せのことが多いようです)

新たな荷重や柱のの増加、構造部材の撤去がある場合は力の流れ方が変わる場合もあるので 許容応力度計算を用いて柱、梁、床の水平構面なども考慮して詳細な計算を行います。

結果いくつかの柱、梁 にNGが出ました。

4号特例を使った建物の場合、この部分が非常に重要です。いくら耐力壁の量が足りていても梁や柱が壊れてしまうと建物崩壊につながります。

今回のリノベーションではこの部分も改めて検証し補強することで耐震、耐風性能アップにつなげていきます。

平成元年の断熱仕様

断熱仕様は壁も天井もグラスウール 施工方法もこんなやり方です。

内壁との間にある空気層は気流止めがなくおそらく床下の空気が流入していたと思われます。

そのせいか、経年劣化なのか表面の素材は触るとぽろぽろと崩れるくらい劣化していました。

厚みは50mmほど。

比較の表を見てみると Q値 5.2~4.2 厚みも同等となっているのでこの時代のスタンダードだったのでしょう。

劣化した断熱材も取り除いて新たに断熱改修していきます。

内部間仕切りの下部と天井ラインについても気流止めもなく床下の外気を煙突効果で天井裏まで吸い上げていたので天井裏が外気の気温に近かったのだろうなと想像しました。

今回の改修は床断熱となります。気密が取れる構造用合板を土台と大引きに密着させる方法で気流を止め気密化する予定です。

-2022.1.17-

Improve House 工事前準備中

OBお施主さんの同級生の家です。

既存住宅を購入し予算内でリノベーションしたい。

これから暮らすために劣化改修と共に必要な性能も高めたい。

その要望が可能なのかを判断するために購入前に現地調査を行い、劣化箇所、建物の性能を把握。

結果は予想以上に劣化は少なく、基礎構造も問題なし、耐震性も担保されていてリノベーションするには最適な素材と判断しました。

今回で分かったことは建築基準法 2000年基準以前の住宅でも素性の良い住宅は存在するという事。

一般的には1981年以前は新耐震基準の境目の年で新耐震になったのですが2000年の木造住宅耐震性の強化までは耐震壁量は増えたものの施工方法は1981年とあまり変わらない。(金融公庫住宅は金物設置が必要)という認識でしたがこんな物件もあるのだなという感想。

無事、購入となり基本設計を進めることになりました。

その後、概算工事費を設計と同時進行で算出する方法をとり比較的短期間で契約まで行うことができました。

建物の引き渡しが1月末なのでその後からの工事となります。

お楽しみに!