建築現場日記

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外観のデザイン

Scenery House

-2023.12.15-

Scenery House 定例

足場が外れました。

設計時のイメージパースはこんな感じ

高さを変えて重なっている大きな片流れの屋根が印象的になりました。

天井高さの違いがこの形の理由となっています。

一戸建てでありながらスペースの性格ごとに天井高さの変化でゆるく分けられていて天井高さの変化によってその居心地や人の氣持ちが変わることを意図しています。

上を見上げたくなる上方向に延びる場にはハイサイドの窓があり空が見えると同時に冬場は日射取得し空間を暖めてくれます。

天井高さを抑えた空間は人の視線を水平、もしくは下方向に意識が向かいます。

その先には地窓という日本建築の様式で使われる床面に窓を設けその先には植栽が植えられ四季を楽しめる庭となるでしょう。

家と庭(外)のつながりを大切にしています。

そんなシーンを感じる事の出来る家がこの家のコンセプトの一つです。

本日の定例は庭に植える樹々の打合せ、eniの堀江さんとお施主さんの顔合わせ、要望、設計趣旨をお伝えできました。

堀江さんの中でもイメージが広がっていることと思います^^

1月に農場へ木を見に行き、2月に工事という流れとなりました。

思い返せば堀江さんにお願いしたのは【Ns’house】 外構から。直後に独立されたので15年以上のお付き合いでしょうか!

堀江さんのつくられる庭は木々を選ぶ過程のお施主さんとのヒアリングからデザインの提案そして施工からメンテナンスまでを安心してお任せすることができます。

何より庭へ対する想いをしっかり持って取り組まれていると長年見てきて感じています。

想いをもって事物を扱うという事、想いが積み重なるようにして一つの形や場が出来る(つくり続ける) 暮らし手は自分たちにとって良いと思えるように設え、整え、時には改変してよりよいように暮らし続けていく。

そんな人の営みがそこに身を置いた時に居心地や氣持ちの良さをつくるんじゃないかなと思います。

足場が取れて外部の配管工事。

内部は仕上げ工事進行中です。

階段の段板

兄の家と弟の家

-2022.6.28-

@兄の家と弟の家 模型

兄の家 弟の家 二軒を同時に設計しています。

BIM(ビルディングインフォメーションモデリング)という住宅ではあまり使われていないCADを使って設計しています。

敷地が隣同士なので兄の家のこの部分が出来たら弟の家のこの部分といった具合。

双方の設計を同時に行う進め方をしています。

今回の模型も同時に進めることでそれぞれの形、つながり、外部との関係などを同時並行して検討しながら進めることが出来ました。

強力な助っ人のおかげです。

NPO法人の代表、木工作家等、マルチな才能を持つT氏は建築学科出身。

たまたまお揃い黒Tシャツでチーム感が出ています^^

いつもは一人で黙々と作っているのですが、今回は相手を意識しつつクオリティがどんどん高まる感じ。

職人同士が相手の腕を見て静かに腕を競い合うような時間が創作意欲を掻き立てられて、非常に有意義でした。

こんな仕事の仕方やっていきたいですね。

テイネンゴノイエ#03(そよ風のある家)

-2016.6.13-

@テイネンゴノイエ#03(そよ風のある家)外観イメージ検討

今回インターンシップで来てくれているSさんはARCHICADの使い手。
手伝ってもらって外観検討しています。
テイネンゴノイエイメージ3

コスト調整も有るので確定する事は出来ませんが、周辺環境との馴染み具合を検討し、コストバランスによって決めて行きます。

2.5階の家

-2020.1.23-

@2.5階の家 建築現場日記がスタートします

先日、地鎮祭が無事に行われた『2.5階の家』の建築現場日記です。

敷地の段差を外階段で1階レベルまであがるプランを考えていたのですが、屋内に取り込むほうが楽しいプランのできあがり!玄関から半階あがって1階のフロアがあります。

敷地に段差があることを利用して駐車場からはフラットに家に入り、玄関奥には1階の床下になる空間を収納として使います。外部の自転車スペースも、人の行き来に左右されることなく場所の確保ができました。

コンパクトな段差のある敷地の「2.5階の家」お楽しみに!