建築現場日記

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ファーストプラン

-2025.10.31-

ファーストプランとは?

住みたい敷地、建物をすでに持っている場合 

その家をリフォーム、リノベーションする場合はどんな家になるか知りたい。

新築の場合はその敷地にどんな家が建つのかを知りたい。

設計を依頼する前に提案を見てみたい。その上で依頼するかを決めたい。

という方もいらっしゃいます。

アンケート、セッションのアウトプットを元にして依頼者の言葉にならない想いをFORMAで構想し提案します。

相談、セッションが終わっている場合はファーストプランの申し込み(有料)いただければ

概ね2週間前後で提案をすることが可能です。

【※その後 設計を依頼される場合は設計費からファーストプラン費用を差し引きいたします】

ファーストプランの際に大切にしていることがあります。

新築、リノベーション共すべてを盛り込めることは多くはありませんが

・文脈を捉えること

計画地、計画建物の持つ履歴、歴史、そこにかかわる人々の意思や意図の蓄積としての環境や景観から感じ取りここにしかない建築の在り方を見出す

・パッシブデザイン【太陽の恩恵を最大に活かし、通風、景色を活かした設計とすること】

周囲の環境、隣地建物、将来の隣接地の変化を予想したうえで 季節ごとの太陽の軌跡を把握し、通風、庭(植栽)、小さな循環をつくる等 計画敷地に最適な家の配置と外部環境の関係を導き出します。

・敷地内に循環をつくること

その場所に普通に享受できるもの 太陽、雨、風、植物、動物、生ごみ、昆虫等 これらを資源と捉えます。

インフラという言葉になると日々の生活とは切り離されてしまうように思います。

自然界に生きとし生ける者たちがすべて公平に享受できる資源たちを敷地の中から外部に流し、捨てるのではなく循環する仕組みを作ることで生きていることに対する内面的葛藤が軽減される氣がします。

・アンケート、ヒアリングから感じ受け取ったものが種となる

依頼者と共有したものを元に今、中期、長期・・・未来にも想いを馳せて構想します。

安定、変化、進化も想定し 使いやすく、強く、美しい 建築であることは基本としたうえでヒアリングから受け取ったものを建築の在り方に統合することが愛着を生む家につながると考えています。

※工事の際には施工者にも共有することで皆さんと共に同じ方向を向いて作りたいと考えています。

・基本性能の合理的性

耐震性、温熱性能、断熱性能(気密性含)、省エネルギー性能等‥など 建設地の気候風土に合わせた設えを行います。 

(数値でお伝えできる部分はファーストプランでは目標値を詳細設計の際に確定値お伝えします)

・家がすべて活用できること

居心地の良い 沢山の居場所ができることをめざします

この場所だからこそ出来る 居心地のよい空間をつくることに励みます。

ひびきのアトリエハウス

-2023.12.24-

ひびきのアトリエハウス

2020年のご相談当時、ご両親(車いす利用のお父さま)と娘さんご家族との四世代同居の為の改装計画だったのが、コロナ以降お父さまが亡くなられ、お母さまも施設に入られました。ご自身の暮らしと生涯のワークである音楽とともにある暮らし、仲間との交流、響きを伝え合い滞在もできる場になるプログラムに変更となりました。

お住まいは昭和53年築の木造建築で、大覚寺の北に位置する嵯峨山上陵のふもとです。有栖川沿いの敷地は、京都の風致地区という瓦屋根など使う素材が限定される景観に規定がある地域です。周囲は自然に囲まれ、東と南は川越しに嵯峨野の田園風景が開ける抜けのあるロケーション、春には川沿いの桜が目の前に咲き誇ります。


自然に近い場所での日々の暮らし、そこに同時に存在する響きや調べ。様々な楽器の奏者と音を愛する仲間たちとの交流の場であり、暮らしをシェアできる建築にコンバージョンします。そしてそれは、将来の多様な暮らしが実現できる可能性を併せもつことになりそうです。

テイネンゴノイエ#03(そよ風のある家)

-2016.10.1-

@テイネンゴノイエ#03(そよ風のある家)見積もり提出

外壁材が利口な価格で手に入りそうだ。
実施設計中に設備の仕様変更した分が思う様に金額が下がらない。
仕上げの工程を合理化出来る仕上げが有り職人さんの手間が少なく出来コストが下げられる。
以前使っていた雨戸がカタログから無くなり、代替としてシャッター選択としたところが増えた。
価格交渉の結果、専門業者さん達が協力してくれた。
前回の見積もりの数量間違いを正すと増えた。
見積もりの重複部分があり、減額出来た。

一歩進んで、一歩下がる。いや1.5歩進んで一歩下がるくらいだろうか。
前には進んでいる。

クライアントの予算に近づけるように、チェックとトライを繰り返す。

設計事務所の仕事は図面を描く事だけではなく見積もりが設計通りかどうかを見極めコストのバランスをチェックしクライアントの立場に立って交渉するという側面もある。

話は変わるが「そよ風2」(太陽熱や夜間の放射冷却など自然のエネルギーを利用して室内に快適な温熱環境を生み出すシステム)
を使用するテイネンゴノイエ#03 工務店、FORMAにとっても非常に多くの作業が生じる事になったもののクライントが気持ちよく暮らしてもらえる設備となるように全力で取り組む気持ちです。

rf_fuyu_toriire
ー冬の日中ー

-2021.7.18-

施主は孤独 序章 

「施主はめっちゃ孤独・・・」とおっしゃるお客様。

ほんと心の叫び声として聞こえてきました。

家を建てるにあたりどこに頼もうかと知り合いのい顔を思い浮かべ。

出てこなければどこがよいやろとネットで調べ。

失敗したくないという想いで様々な情報を比較し絞ったホームページを読み。

youtubeで建築系ユーチューバーのいう事をなるほどと思いながら知識を得て・・・

すごくたくさんの時間をかけておられる。

そして、今も調べ続けている。

そんなお客さんと出会い。今 一緒に家作りをしています。

そして過程では悩ましい問題が次々に起こる建築計画。

それをそんなお客さん( 井元さん)一家と乗り越え協働するさまを楽しみながらつづっていきたいと思います。

出演者

井元さん:夫、職業柄、洞察力やモノの本質を見通す力がすごくある方 家づくりを通して建築に興味が湧いている

エイコさん:奥さま、いつもやさしい二歳の娘の母、アートを仕事にしていて立ち居振る舞いに優美を感じる

ひかちゃん:めちゃくちゃかわいい二歳の娘さん

義母さん:話によく出てくる御母堂さま あらあらしかり人

かわちゃん:工務店の社長

私:設計者

ちえ:所員

K House

-2020.1.23-

@K House(仮) 建築現場日記

素敵なさわやか家族の写真を飾る壁面を作りたい。

階段好きなご夫婦共通の思いに、アートになる階段も考えたい。
まだまだスタートしたばかり、どうぞお楽しみに!