建築現場日記

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Scenery House

-2023.3.24-

Scenery House  日照シミュレーション

春秋分 冬至 夏至 の太陽の入り方 

太陽高度(角度)が異なるので同じ時間でも太陽の入り方が変わります。

冬は太陽をたくさん取り入れて家を暖める。

夏は太陽を取り入れないように庇や屋根で影をつくり取り入れる量を少なくする工夫をします。

この敷地は住宅街でありながら南方向が下がる丘陵地、南側も専用通路があり隣家も平屋が新築されたところという好条件。

南の日射は確保できる敷地です。

専用通路からの視線を遮蔽するために1階は塀で対応、冬場は2階から日射を取り入れ大きな吹抜を配置することで家の奥まで太陽を届ける段屋根を持つオーソドックスなパッシブデザインとしています。

今回の設計もBIMであるARCHICAD SOLOで設計しています。

住宅設計ではBIM(ビルディングインフォメーションモデリング)という三次元の各種の情報を紐づけることが可能なCADを使う事務所はまだ少ないです。

FORMAではかれこれ5年前から使っています。

プラン段階から多くの検討を同時に進めながら設計することが可能となります。

その為フロントローディングという前もって行う作業は膨大になりますがお施主さんとの意思の共有は以前と比べて格段に向上しました。

ここで作成した3Dのデータを工務店に渡せばすぐに施工可能となる状態になる日も近いかと思っています^^