建築現場日記

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施工

ひびきのアトリエハウス

-2024.7.22-

下地ボード貼@ひびきのアトリエハウス

外部工事 ほぼ終わり

のどかな風景が広がります。

ボード貼は一階完了

トイレ壁には防音効果を狙って断熱材を充填しています。

新設されたベランダからは松と桜が見えます。

雨のおかげで工程がずれ込んでいましたが

来週には足場が解体される予定です。

ひびきのアトリエハウス

-2024.7.4-

内装大工工事 床素材@ひびきのアトリエハウス

現場の状況

手前からオークフローリングが貼られていました。

今回提案したものは 京都木想商家 株式会社 丸嘉さんのバレルオークフローリング と水回りのPタイル、和室は畳です。

このフロアにはピアノを置くのでピアノの重厚さに負けない強さと美しさを持つオークを選択しました。

巾は120mmの無垢材です。

既存の出窓廻りも断熱材をぎっしり詰めていただきました。

ひびきのアトリエハウス

-2024.6.27-

断熱材 大工工事@ひびきのアトリエハウス

近くの土塀の色を特定中
太陽の当たるところ 日影で見え方が異なります

現場はどんどん進んでいます。

断熱材も天井裏に敷き詰められました。

そしてこの日はお施主さんにも色サンプルを見ていただき外部の色も決定。

砂壁に見えるリシン吹き

浴室のガラス袖の納まりを大工さん、監督さんと相談。

良い方法が見つかりました。

その後、将来手摺を付けそうなところに下地を入れてもらう場所を確認しました。

ひびきのアトリエハウス

-2024.6.23-

断熱材 @ひびきのアトリエハウス

断熱工事

何度かのリフォームがあったものの断熱材は効いているという状況ではありませんでしたので丁寧に工事が進められています。

ハーフユニットバス設置されました

お風呂からの庭の松を見る

2階のバルコニー
電気配線

内装工事も進んでいます。

ひびきのアトリエハウス

-2024.6.13-

耐震改修 制振ダンパー@ひびきのアトリエハウス

耐震補強設計に沿って工事が進められています。

補強設計では補強部分ごとに設計通りの補強して問題がないか、金物設置が可能か、接合する土台や梁の状態が問題ないか等の確認をしながら工事が進められています。

制振ダンパー
既存筋交いの金物補強
梁接合部の補強金物 外れ防止
金物

金物設置については耐震改修図面に記載されている金物が付いているかをこの日確認しました。

いくつかの未施工箇所がありましたがその後取り付けれれました。

ひびきのアトリエハウス

-2024.6.2-

屋根工事、設備工事、床断熱工事 @ひびきのアトリエハウス

暑い中ご苦労様です

既存の瓦は土葺き、軽量化の為桟瓦に葺き替えしています。

軽量化することで耐震的にも構造評点が向上することにつながります。

瓦の耐久性は物によって異なりますがいぶし瓦で30~50年と言われています。

耐久性といっても瓦自体はしっかりしたもので長い年月の台風や地震、雪などによりズレや割れが起こり補修しないとその部分から雨漏りして下地や構造を傷めてしまう事になります。そうならないように維持管理することが大切になります。

今回の葺き替えで更に長い年月に耐えてくれると思います。

給水、給湯 ヘッダー接続 

設備工事の配管が完了しています。

漏れがないか試験での再確認お願いします!

床断熱ネオマフォームt=100

床断熱はフェノールフォームを使った断熱材です。

こちらの熱伝導率はλ=0.020W/(m・K)

グラスウール14K断熱材の熱伝導率はλ=0.038W/(m・K)

熱の伝わりやすさが倍近く違うので 約半分の厚みで済むわけです。

床下等の高さが限られている場所等には重宝する断熱材です。

浴室からの眺め

補強が進んでいます。

そして外部のシートが取れ、外部の景色がわかるようになりました。

浴室からの眺めとなります。丁度松が見えますね!その向こうには田園風景が見えます。

外壁開口部 解体

北面の窓、こちらの解体が終わったので光の量が増しました。

室内もだいぶ明るくなりました。

北の光は安定しています。

但し夏至近くでは朝夕の日射が入る可能性もありますのでそこは住まい手がロールカーテンなどで遮蔽を行う事になります。

この日はお施主さんも現地に来られて現場内部を観ていただきました。

美味しい差し入れをありがとうございました。

ひびきのアトリエハウス

-2024.5.24-

土台敷、既存柱撤去、新設柱盛り替え補強確認 @ひびきのアトリエハウス

本日の定例時の進捗状況は

・土台敷

・減築部の構造補強、新設部の架構組み立て

・既存柱撤去 新柱増設

旧土台と新設土台を組み合わせて接合していきます
減築部分上部はバルコニー屋根 下部はデッキ 

元の構造を利用しながら屋根(一部バルコニー)として作り変えます。

梁の大きさから新規の柱で受けると共に受梁を挿入して補強していく予定です。

こちらは増設庇部分の架構

キッチンは間口を少し広げカウンター収納とキッチンの並列となります。

緑のテープは新たな開口部箇所を示しています。

以前の窓より高さを確保し視線、意識が上に行くように配置しています。

窓といえばサッシが搬入されていました。

外部では屋根の葺き替えが始まっています。

次回までの作業工程としては

構造用の金物設置、以後検査

床の断熱と床板の設置

外部のサッシ取付

の予定です。

 

ひびきのアトリエハウス

-2024.4.20-

ひびきのアトリエハウス 解体工事

解体工事も大方進み、既存の状態が現れてきました。

柱を金づちでたたき、白蟻の食害や腐朽が進んでいないか確認していきます。

更に含水率も測定、高くても15% 健全な状態です。

雨漏りしていたところの含水率も低く、腐朽もなくて安心です。

1階は柱、土台とも健全な状態でした。

前回見つかった外壁下地の白蟻害部分と合わせてその他の劣化部分が無いかを確認し今後の是正内容を相談したいと思います。

反対方向、二階の状況
土台の隙間、基礎人通口の角ひび割れ

上の写真は柱の下に人通口があるのはいただけません。

気になるところを見つけました。

土台の継ぎ手がずれており、同時に基礎立ち上がりの人通口角が大きくひび割れています。

地震か不動沈下で動いたのでしょうか?土台下のモルタルの厚みが違う部分も当時の施工精度なのか?

昭和53年当時の建物とはいえ予想どうりの精度で設計時にそのあたりを改善する事を織り込んでいるものの当時はこんな方法だったのですね。

今回の改修で前出のひび割れ箇所の補強とその他の部分は可能な限りの改善と今後の地震に対する備えとして布基礎を底板コンクリートでつなぎ基礎を一体とする予定です。

2階の屋根見上げ。

所々雨漏りあとはあるものの補修がされているようです。

現場確認後更に基礎の補強計画をすり合わせて来週の基礎工事に備えます。

ひびきのアトリエハウス

-2024.4.9-

ひびきのアトリエハウス 解体中

内部の解体中

天井と壁がはがされた状態です。

耐震診断時に目視出来なかった耐力壁部分を確認する事が出来ました。

耐震診断計算に正しい情報を入力して評価を再計算します。

耐震補強では軽量化、耐力壁の補強、バランスの適正化に加え制振ダンパーを設置したうえで時刻歴応答解析による耐震性能評価を行い安全性を確認します。

*1995年兵庫県南部地震神戸海洋気象台観測波100%

*2016年熊本地震KiK-net益城観測波100%

*2024年能登半島地震K-net穴水観測波100%

解体の方は残材が残っているためすべての確認とはいきませんでしたが概ね構造材のサイズや組み方は確認できました。

調査時にお聴きしていた雨漏れ箇所については雨漏りに起因しての構造材の腐朽などは確認できませんでした。

ただ他の場所にも雨漏れや水が入っていた形跡が数か所ありました。

壁下地が無くなるほどの白蟻や腐朽被害箇所がありました。

白蟻被害部分 外壁の下地板が食害

白蟻被害部分は減築部分なので撤去出来ますが腐朽部分は補強方法について検討する必要があります。

外壁下地板が雨漏れで腐朽し無くなっている。原因は後付けのベランダから水が浸入したようです

部分的に補修かこの際外壁を刷新するかどちらかの方法となります。

エアコンの配管の穴 筋交いに当たっていました

リフォームにおいては解体すると構造体の健全性がはっきりしてきます。

仕上だけのリフォームでは建物の構造体の状態まで把握できないので長期の利用を考える場合は構造体の健全性を確認しておく事が大切です。

屋根部分数か所雨漏れの後がありましたが補修済みのようでした今回葺き替えの為補強と補修行います

一階部分の外壁は比較的健全な様子

今週末にきれいに除去できた状態で再度 劣化部分を把握して相談したいと思います。