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ファーストプラン
-2023.12.24-
ひびきのアトリエハウス
2020年のご相談当時、ご両親(車いす利用のお父さま)と娘さんご家族との四世代同居の為の改装計画だったのが、コロナ以降お父さまが亡くなられ、お母さまも施設に入られました。ご自身の暮らしと生涯のワークである音楽とともにある暮らし、仲間との交流、響きを伝え合い滞在もできる場になるプログラムに変更となりました。
お住まいは昭和53年築の木造建築で、大覚寺の北に位置する嵯峨山上陵のふもとです。有栖川沿いの敷地は、京都の風致地区という瓦屋根など使う素材が限定される景観に規定がある地域です。周囲は自然に囲まれ、東と南は川越しに嵯峨野の田園風景が開ける抜けのあるロケーション、春には川沿いの桜が目の前に咲き誇ります。
自然に近い場所での日々の暮らし、そこに同時に存在する響きや調べ。様々な楽器の奏者と音を愛する仲間たちとの交流の場であり、暮らしをシェアできる建築にコンバージョンします。そしてそれは、将来の多様な暮らしが実現できる可能性を併せもつことになりそうです。
-2016.10.1-
@テイネンゴノイエ#03(そよ風のある家)見積もり提出
外壁材が利口な価格で手に入りそうだ。
実施設計中に設備の仕様変更した分が思う様に金額が下がらない。
仕上げの工程を合理化出来る仕上げが有り職人さんの手間が少なく出来コストが下げられる。
以前使っていた雨戸がカタログから無くなり、代替としてシャッター選択としたところが増えた。
価格交渉の結果、専門業者さん達が協力してくれた。
前回の見積もりの数量間違いを正すと増えた。
見積もりの重複部分があり、減額出来た。
一歩進んで、一歩下がる。いや1.5歩進んで一歩下がるくらいだろうか。
前には進んでいる。
クライアントの予算に近づけるように、チェックとトライを繰り返す。
設計事務所の仕事は図面を描く事だけではなく見積もりが設計通りかどうかを見極めコストのバランスをチェックしクライアントの立場に立って交渉するという側面もある。
話は変わるが「そよ風2」(太陽熱や夜間の放射冷却など自然のエネルギーを利用して室内に快適な温熱環境を生み出すシステム)
を使用するテイネンゴノイエ#03 工務店、FORMAにとっても非常に多くの作業が生じる事になったもののクライントが気持ちよく暮らしてもらえる設備となるように全力で取り組む気持ちです。
-2021.7.18-
施主は孤独 序章
「施主はめっちゃ孤独・・・」とおっしゃるお客様。
ほんと心の叫び声として聞こえてきました。
家を建てるにあたりどこに頼もうかと知り合いのい顔を思い浮かべ。
出てこなければどこがよいやろとネットで調べ。
失敗したくないという想いで様々な情報を比較し絞ったホームページを読み。
youtubeで建築系ユーチューバーのいう事をなるほどと思いながら知識を得て・・・
すごくたくさんの時間をかけておられる。
そして、今も調べ続けている。
そんなお客さんと出会い。今 一緒に家作りをしています。
そして過程では悩ましい問題が次々に起こる建築計画。
それをそんなお客さん( 井元さん)一家と乗り越え協働するさまを楽しみながらつづっていきたいと思います。
出演者
井元さん:夫、職業柄、洞察力やモノの本質を見通す力がすごくある方 家づくりを通して建築に興味が湧いている
エイコさん:奥さま、いつもやさしい二歳の娘の母、アートを仕事にしていて立ち居振る舞いに優美を感じる
ひかちゃん:めちゃくちゃかわいい二歳の娘さん
義母さん:話によく出てくる御母堂さま あらあらしかり人
かわちゃん:工務店の社長
私:設計者
ちえ:所員