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FORMAの家デザイン

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うちんく

京都市東山区

構造:木造2階建て

敷地面積:114.90 ㎡

延べ面積:74.54 ㎡

家族構成:夫婦 子ども2人

竣工:2016年10月

「うちんく」は、土佐弁で「わたしのいえ」という意味です。場所は京都東山の静かな住宅地、土佐出身のご夫妻と男の子2人のM さんご家族の住まいです。 自然素材を使い、狭くとも明るく日向のような心地良い空間があり、簡素だけど機能性・合理性を備えた家がほしい。次の世代に住み継ぐという思想で、定期的な点検、簡易な修繕を行い建物の寿命をのばして価値を維持、価値を高めるくらいの 意識でいたいと思います。ご相談にこられたM さんご夫妻の思いでした。 ご夫婦ともに本を読むのが好きです。小さなお子様二人ですので、ゆっくりされる時間がなかなかとれない時期ですが、日々は夫婦共働きの暮らしが活動しやすいこと。そして休日はゆっくり読書や、居間からつながる縁側、庭でくつろげるゆとりのある 住まいになりました。 時間にゆとりができたら家庭菜園を愉しみたいとおっしゃるM さんは、寒いのが苦手だそうです。寒い京都の冬に、自家製野菜を使ったお鍋を家族で楽しめ、ほっこり温まれたら素敵だな。そんな光景をイメージしながら計画が進みました。

サルトリイバラハウス

京都市西京区

構造:木造2階建て

敷地面積:96 ㎡

延べ面積:86.44 ㎡

家族構成:夫婦、子供2人

竣工:2015年12月

サルトリイバラハウスは京都市西京区の駅から近い場所にあり、古家がある土地を購入され建て替えられました。 ご夫婦共働き、子供たちも早くはない帰宅時間で、平日はご家族でゆっくりくつろぐ時間は少ないということでした。 全体がコンパクトなので、何をするスペースを優先するかが大事でした。 住まい手のKさんご家族とお話しすると、リビングに移動してくつろぐというより、ダイニングが、食べる、勉強する、本を読む、くつろぐ場所で、日々の暮らしの中心になっています。 いろいろな活動や作業をしやすく、かつ、ゆっくりくつろげるスペースにしようと計画が始まりました。 そして、忙しいご夫婦が日常の家事がしやすいのはもちろん、その合間に、好きな写真を見たり、レコードを飾ったり、ホッとできるところが少しずつある住まいになりました。

Tiny House

京都市伏見区

構造:木造2階建て

敷地面積:78 ㎡

延べ面積:42 ㎡

家族構成:1人

竣工:2015年9月

タイニーハウスは伏見の古くからある街の中にあります。家族で暮らした築50年の住まいの建替えです。 冬は寒くて、築50年をひしひしと感じるところが多々あり、広さも含めて一人で住むには暮らしにくい住まいでした。引っ越しも考えられたのですが、一人で暮らすための規模も予算もコンパクトな住まいができないものかとご相談におこしいただいたのがSさんとの出会いでした。引き継いだ住まいや土地を一人で維持していくための方法として、賃貸での活用も含めて考えています。 コンパクトならではの動きやすさとこもった感を持ちつつ、せせこましさを感じさせない吹抜けや視線の抜けをつくり、自分で手を加えられる楽しみも残しています。

テイネンゴノイエ #02

京都府亀岡市

構造:木造2階建て

敷地面積:93.77 ㎡

延べ面積:73.57 ㎡

家族構成:夫婦

竣工:2013年10月

住まい手は、FORMAの自宅近くにお住まいの父母世代からの知り合いのご夫婦お二人。 「自分達より若い世代の人に頼んだ方がいい。」そう思われて、FORMAへ設計の依頼をしていただきました。 ご要望は、 ・年を重ねてもできるだけ永くそこで暮らせる家にしたい。 ・少しでも地球環境にやさしい家がいい。 ・その他のことは中西さんにお任せする。 ということでした。 ゆったりと朝食をとるゆとりや、家を飾る楽しさを感じる、引っ越されたご夫妻からの感想が、これからのご夫婦お二人の新しい暮らしが見えてくるような気がします。

釈迦谷の家 耐震リフォーム

京都市北区

構造:RC造地下1階・木造1階建

延べ面積:213.37 ㎡

家族構成:夫婦

竣工:2013年12月

住宅医による、既存住宅のリフォーム。築年数は31年。 リフォーム前の調査で現状の性能を把握し、限られたコストを無駄なく効率良く活用する方法を選択しました。 耐震改修、温熱改修、機能改善、劣化改修について優先順位を決め、単独の性能改善はもちろん、それぞれの要素での相乗効果が期待できるような改修を行いました。改修前と改修後での性能比較を行ったところ、期待どおりの機能改善が実現できました。 コスト性を追求するため、施主直営の分離発注を採用。住宅医のノウハウから、木造建築病理学「既存ドック・システム2」に基づいて設計を行いました。

里山で暮らす家F邸リノベーション

京都府亀岡市

構造:木造2階建て

延べ面積:123.71 ㎡ 1F:89.75 ㎡ 2F:33.96 ㎡

家族構成:夫婦、子供2人

竣工:2018年5月

京都、大阪、兵庫に接する亀岡市の里山で、築60年超の古民家をリノベーションして暮らすFさんご家族の住まいです。 今回のリノベーションは亀岡市の移住促進住宅整備事業を活用した一号物件です。 又、亀岡市の木造住宅耐震改修事業費補助制度も同時に活用しています。 耐震と温熱環境を改善するために、1階の土壁部分は外側に外断熱を施し、杉板貼り部分は耐震壁と外断熱の壁を設けています。 2階は、将来断熱化が出来るように窓廻りの納め方を工夫しています。 間取りについては、1階の水廻りは共働き家族のライフスタイルに合わせた収納や動線を住まい方アドバイザーが提案しました。 2階は以前の雰囲気をなるべく残しつつ、物置を吹抜にし土間に光を取り入れるようにしています。 改修の方針概要 劣化改修 ・屋根葺替(雨漏れ/傷み) ・樋交換 ・外壁補修 ・構造体(白蟻害) 断熱改修 ・屋根裏(小屋裏断熱GWt=210 105+105) ・外壁ふかし壁充填断熱(ゾーンを分けて断熱) ・開口部 断熱補強 現状の木建具の外側に樹脂サッシを追加 ・床下断熱設置(ネオマフォームt=90) 耐震改修 ・耐震診断上部構造評点の向上 偏芯を無くす方向で0.7以上を目指す ・基礎の増設 ・耐力壁の追加 ・水平構面(2F)の火打ち梁追加(下屋部分)、2F耐力壁線下部の梁補強 機能改修 ・平面計画の変更(家事軽減/機能向上/美観向上/古いものを活かす/等) ・設備機器の新設(浴室/トイレ/キッチン/洗面/給湯機器/薪ストーブ 等) ・仕上げ材の取替

里山で暮らす家H邸リノベーション

京都府亀岡市

構造:木造2階建て

延べ面積:197 ㎡

家族構成:両親、夫婦

竣工:2013年-2016年

昭和29年建築の住宅で三世代にわたり住みつがれてきた民家です。構造材は所有の山から切り出された桧を使い、土壁、瓦葺きの地域固有の建て方で作られています。家族の成長(孫世代の独立や両親の高齢化)、変化に伴った暮らし方ができるように家も変化していく必要がありました。 耐震診断をし、劣化状況などの調査結果と、住まい手ご家族の要望をあわせて、全体計画を行い、そのうえで、住みながらの工事になる点、家族の暮らしの変化が予想される点もあり、工期を分けて計画を進めることになりました。 数年かけての工事になった場合も、全体計画(劣化改修、耐震性能の向上、断熱性能の向上、現在の住まい方に合わせた機能向上)の視点を持ちつつ設計を行うことで、徐々に、家全体の経年劣化の改修が施され、耐力の向上につながったリノベーションができます。

里山で暮らす家N邸リノベーション

京都府亀岡市

構造:木造伝統工法平屋建て

延べ面積:144 ㎡

家族構成:夫婦

竣工:2019年9月

築90年超の茅葺の古民家を住み継がれてきたNさんご家族。 これからもこの家に住みたいが耐震性、冬の寒さ、段差が沢山ある等老後の不安を抱えておられました。 今回は住宅医による詳細調査を行い、事前に建物の状況を把握した上で予算と要望、その他の与件を整理し設計を行いました。 調査の結果、建物の西側に石垣が近接しており湿気が建物(劣化)に影響を与えていることが確認されました。 構造は伝統工法である石場建ての軸組で屋根はさす又組となっています。 更に、2か所の増築の痕跡が確認できました。 増築時の無理が構造体に現れていて 部屋の真ん中に柱がある等 生活に不便さをもたらしていました。 劣化が進む環境を改善し整え、劣化部分を改修した上で 耐震設計、温熱設計、機能性改善の設計、古いものを活かすデザインを心掛けました。 亀岡市の木造住宅耐震改修事業費補助制度も同時に活用しており、京都新聞社の取材を受け耐震改修の事例として記事掲載されています。 改修の方針概要 劣化改修 ・屋根葺替(雨漏れ/傷み) ・樋交換 ・外壁補修 ・構造体 柱、梁の白蟻害 断熱改修 ・屋根裏(小屋裏断熱GWt=210 105+105) ・外壁ふかし壁充填断熱(ゾーンを分けて断熱) ・開口部 断熱補強 樹脂サッシを追加 ・床下断熱設置(ネオマフォームt=90) 耐震改修 ・耐震診断上部構造評点の向上 偏芯を無くす方向で0.7以上を目指す ・基礎の増設 ・耐力壁の追加 ・水平構面の確保(コボットブレース) ・柱、梁の金物補強 ・耐震ダンパー設置 ・さす又の拘束部材追加 機能改修 ・平面計画の変更(家事軽減/機能向上(段差少なく)/美観向上/古いものを活かす/等) ・設備機器の新設(浴室/トイレ/キッチン/洗面/給湯機器/薪ストーブ 等) ・仕上げ材の取替

SUMIKA

京都府亀岡市

構造:地下RC造 地上木造

敷地面積:89.53 ㎡

延べ面積:106.36 ㎡

家族構成:夫婦

竣工:2008年9月

20年程前の造成地で、道路から1.8m上が宅地地盤となります。隣地の擁壁が不安定な状態にあったため、既存の家や隣地の建物が傾いていました。この問題をクリアするため、擁壁を再構築する際に生じた空間にRCの箱を挿入し地下と上部の基礎を兼ね、2層の軸組みを積み上げる設計としました。 クライアント夫婦の収集している骨董品が映える器となるようにと、家のコンセプトは「墨色の家=スミカ」としました。「スミカ」には、クライアント夫婦が「愛着を感じ永く棲み続けていける家=棲家(スミカ)」という願いを込め、建築手法では分離発注を用いたことから、「価格の透明性を目指した家=澄家(スミカ)」という意味が込められています。

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