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うちんく

京都市東山区

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台所は壁側に備え付け、食事もする居間の場所を少しでも広く使えるようになっています。テーブルを動かすと広い空間ができるのが、このカタチの良さだと思います。台所まわりの家電は、コンロの後ろの造作収納におさまっています。家族みんなが食事の準備をお手伝いしやすい台所です。

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居間の二方向の窓を囲むように縁側があり庭につづきます。窓を開け放つと居間の空間が庭までつづいているような、外が家の内に入り込んできているような感じがします。

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木製建具の格子網戸です。撮影は6月でしたが、気持ちのいい風が家を通ります。

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子供たちが少し大きくなったら、家庭菜園をしたいなぁとおっしゃるM さん夫妻。今は葱が1本(笑)。自家製野菜でお鍋ができる日が楽しみです。種をまいて、芽がでて、大きくなっていくのも楽しみ、収穫も楽しみ、食べることも楽しみ、いろんな楽しみが庭からうまれるといいなと思います。

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内の心地よさと外の気持ちよさ、縁側はそのどっちも感じられる場所だなぁと思います。子供も大人も気持ちのいい場所を肌で感じるんでしょうね。

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外からの風を感じながら、ゴローンと寝そべるのは気持ちがよさそうです。床は無垢のオーク(ナラ)材です。常に直接体に触れている床の素材は大切にしたいことの一つです。

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台所と食事をするスペースだけを仕切ることができます。開けると玄関も階段ホールもすべて一室空間になります。みんなが一緒の時は広く使い、子供たちが寝静まった夜、大人だけの時間は仕切って使うこともできます。コンパクトな住まいでも、季節や1日の時間にあわせた使い方ができると暮らし方が広がります。

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スチールの階段です。インテリアも好きなご主人がイメージされていたのは、木と金属のものを組み合わせる場合は色は黒がいい。好きなイメージやデザイン(色、形、素材)を感じながらM さんちの日々の暮らしがあります。

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階段の真上に天窓があり、きれいな光が射し込みます。夏はブラインドで日射を調整します。M さんちは吹き抜けはありませんが、階段の天窓からの光が家全体を明るくしています。天井の高い階段の隅っこに座るのも気持ちよさそうです。

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階段をあがった2階です。奥が夫婦の寝室、手前が子供室です。家族があっちとこっちを行きかうとき、南に面した窓からは東山が見えてスッーと視線が遠くへむかいます。場所ならではの良さを感じられる窓があるといいなと思います。

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机と棚がある、小さくて落ち着ける読書や勉強のスペースです。落ち着いて本を読む。勉強をする。コンパクトな住まいでも、みんなとつながる場所と小さくても落ち着ける場所と、バランスをとりながら暮らせるといいです。

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子供室は二人の男の子が大きくなったとき、仕切って個室にできるようにしてあります。入口を二つ、窓もそれぞれあります。子供たちがずっと大きくなって独立すれば夫婦の個室として使う、フレキシブルなのがいいです。

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玄関を入ったところの土間スペースです。靴、傘、鞄など玄関に置くものを、オープンな可動棚に収納します。自分たちの使いやすいように、その時その時にあわせて付け足したり、調整したり、工夫しながら使うのも楽しみです。

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1台車がとめられるスペースですが、完成時は車に乗らないご夫婦です。ガレージとして毎日使うわけではないので、土を残しながら自然に草や植物が生えるのもいいなという考えです。(庭担当:eniさん)

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道路に面した格子の木塀と家の間に自転車置場があります。庇をポーチから自転車置場まで連続させることで、雨の日も動きやすくなります。自転車置場には勝手口の入口があり、自転車で帰ってくると買い物したものを勝手口から家の中へいれるといった使い方ができます。

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庭へつながる木塀と木戸です。街とつながる前庭や、木塀には季節を通して楽しめる緑が植えられました。(植栽:eniさん)

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外壁はガルバリウム鋼板ですが、塀や玄関戸も木製で、緑とあわせて、やわらかく街とつながり溶け込んでいます。自転車の手入れをしたり、子供と遊んだり、敷地に余裕があり、車に乗らない暮らしをされていることでうまれるスペースです。

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玄関が少しだけ奥まっているので、戸を開け放っても道路から見えることがありません。玄関までに少し奥行きが感じられる、アプローチがある、木塀の奥はどうなっているんだろう、ワクワクします。

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南と東の掃き出し窓、階段上の天窓、日の光がたくさん入る家族がいつも集まり過ごす居間スペース。作る、食べる、ちょっと寝る、遊ぶ、読む、勉強する、テレビを見る、ここが暮らしの中心です。Mさん家族が慌ただしくも、毎日楽しく、家族みんなが気持ちよくつながる場所です。

outline

構造:木造2階建て / 敷地面積:114.90 ㎡ /
延べ面積:74.54 ㎡ / 家族構成:夫婦 子ども2人 / 竣工:2016年10月

explain

「うちんく」は、土佐弁で「わたしのいえ」という意味です。場所は京都東山の静かな住宅地、土佐出身のご夫妻と男の子2人のM さんご家族の住まいです。
自然素材を使い、狭くとも明るく日向のような心地良い空間があり、簡素だけど機能性・合理性を備えた家がほしい。次の世代に住み継ぐという思想で、定期的な点検、簡易な修繕を行い建物の寿命をのばして価値を維持、価値を高めるくらいの 意識でいたいと思います。ご相談にこられたM さんご夫妻の思いでした。
ご夫婦ともに本を読むのが好きです。小さなお子様二人ですので、ゆっくりされる時間がなかなかとれない時期ですが、日々は夫婦共働きの暮らしが活動しやすいこと。そして休日はゆっくり読書や、居間からつながる縁側、庭でくつろげるゆとりのある 住まいになりました。
時間にゆとりができたら家庭菜園を愉しみたいとおっしゃるM さんは、寒いのが苦手だそうです。寒い京都の冬に、自家製野菜を使ったお鍋を家族で楽しめ、ほっこり温まれたら素敵だな。そんな光景をイメージしながら計画が進みました。

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