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FORMAの家デザイン

釈迦谷の家 耐震リフォーム

京都市北区

構造:RC造地下1階・木造1階建

延べ面積:213.37 ㎡

家族構成:夫婦

竣工:2013年12月

住宅医による、既存住宅のリフォーム。築年数は31年。 リフォーム前の調査で現状の性能を把握し、限られたコストを無駄なく効率良く活用する方法を選択しました。

耐震改修、温熱改修、機能改善、劣化改修について優先順位を決め、単独の性能改善はもちろん、それぞれの要素での相乗効果が期待できるような改修を行いました。改修前と改修後での性能比較を行ったところ、期待どおりの機能改善が実現できました。

コスト性を追求するため、施主直営の分離発注を採用。住宅医のノウハウから、木造建築病理学「既存ドック・システム2」に基づいて設計を行いました。

リノベーション50歳からの二人暮らし

京都市西京区

構造:鉄骨造3階建の2階部分

延べ面積:107.66 ㎡

家族構成:夫婦

竣工:2014年10月

リノベーションをしたM邸は、以前は鉄骨造の2・3階を住宅として、おばあちゃんやお子様と一緒の二世帯で暮らされていました。時を経て、現在はご夫婦2人暮らしです。

お2人の暮らしは、週末も含めてゆっくりと家で過ごされる時間はほとんど夜の時間になります。映画を見たり、夜にゆっくり落ち着ける住まいにしたいというのがご希望でした。和室とオフィス以外の壁は全て取り払い、新しくLDK、クローゼット、寝室、それぞれがゆるくつながるワンルームとなっています。

築30年。断熱はなく、冬寒く夏熱い住まいでした。今回のリノベーションでは、壁、床、天井に断熱をし、窓はペアガラスに交換しています。

2人で快適に暮らすための3階建ての2階部分全面リノベーションです。

本町の家

京都府亀岡市

構造:木造2階建て

敷地面積:293.73 ㎡

延べ面積:232.64 ㎡

家族構成:夫婦 子供3人

竣工:2008年12月

住宅の用途ととして「事務所併用住宅」にしたいという要望があり、1階は事務所と和室(ゲスト用)、2階が住宅という構成となりました。住宅の中心に中庭を設けることにより、周囲を住宅に囲まれた敷地でありながらプライバシーをしっかり守り、気持ちよく外とつながる設計となっています。

1階は、事務所スペースと和室(ゲスト用)となります。相互の間に土間をつくる事で、それぞれの領域が程よい間合いになるよう設計しています。事務所スペースでありながら落ち着きのある空間となっています。2階は、中庭を中心にして回廊のようにLDK、子供室などを配置させ、ゆったりと寛げる気持ち良い空間となっています。

里山で暮らす家F邸リノベーション

京都府亀岡市

構造:木造2階建て

延べ面積:123.71 ㎡ 1F:89.75 ㎡ 2F:33.96 ㎡

家族構成:夫婦、子供2人

竣工:2018年5月

京都、大阪、兵庫に接する亀岡市の里山で、築60年超の古民家をリノベーションして暮らすFさんご家族の住まいです。
今回のリノベーションは亀岡市の移住促進住宅整備事業を活用した一号物件です。
又、亀岡市の木造住宅耐震改修事業費補助制度も同時に活用しています。

耐震と温熱環境を改善するために、1階の土壁部分は外側に外断熱を施し、杉板貼り部分は耐震壁と外断熱の壁を設けています。
2階は、将来断熱化が出来るように窓廻りの納め方を工夫しています。

間取りについては、1階の水廻りは共働き家族のライフスタイルに合わせた収納や動線を住まい方アドバイザーが提案しました。
2階は以前の雰囲気をなるべく残しつつ、物置を吹抜にし土間に光を取り入れるようにしています。

<strong>改修の方針概要</strong>

劣化改修
・屋根葺替(雨漏れ/傷み)
・樋交換
・外壁補修
・構造体(白蟻害)

断熱改修
・屋根裏(小屋裏断熱GWt=210 105+105)
・外壁ふかし壁充填断熱(ゾーンを分けて断熱)
・開口部 断熱補強 現状の木建具の外側に樹脂サッシを追加
・床下断熱設置(ネオマフォームt=90)

耐震改修
・耐震診断上部構造評点の向上 偏芯を無くす方向で0.7以上を目指す
・基礎の増設
・耐力壁の追加
・水平構面(2F)の火打ち梁追加(下屋部分)、2F耐力壁線下部の梁補強

機能改修
・平面計画の変更(家事軽減/機能向上/美観向上/古いものを活かす/等)
・設備機器の新設(浴室/トイレ/キッチン/洗面/給湯機器/薪ストーブ 等)
・仕上げ材の取替

里山で暮らす家H邸リノベーション

京都府亀岡市

構造:木造2階建て

延べ面積:197 ㎡

家族構成:両親、夫婦

竣工:2013年-2016年

昭和29年建築の住宅で三世代にわたり住みつがれてきた民家です。構造材は所有の山から切り出された桧を使い、土壁、瓦葺きの地域固有の建て方で作られています。家族の成長(孫世代の独立や両親の高齢化)、変化に伴った暮らし方ができるように家も変化していく必要がありました。

耐震診断をし、劣化状況などの調査結果と、住まい手ご家族の要望をあわせて、全体計画を行い、そのうえで、住みながらの工事になる点、家族の暮らしの変化が予想される点もあり、工期を分けて計画を進めることになりました。

数年かけての工事になった場合も、全体計画(劣化改修、耐震性能の向上、断熱性能の向上、現在の住まい方に合わせた機能向上)の視点を持ちつつ設計を行うことで、徐々に、家全体の経年劣化の改修が施され、耐力の向上につながったリノベーションができます。

里山で暮らす家N邸リノベーション

京都府亀岡市

構造:木造伝統工法平屋建て

延べ面積:144 ㎡

家族構成:夫婦

竣工:2019年9月

築90年超の茅葺の古民家を住み継がれてきたNさんご家族。 これからもこの家に住みたいが耐震性、冬の寒さ、段差が沢山ある等老後の不安を抱えておられました。
今回は住宅医による詳細調査を行い、事前に建物の状況を把握した上で予算と要望、その他の与件を整理し設計を行いました。

調査の結果、建物の西側に石垣が近接しており湿気が建物(劣化)に影響を与えていることが確認されました。
構造は伝統工法である石場建ての軸組で屋根はさす又組となっています。
更に、2か所の増築の痕跡が確認できました。
増築時の無理が構造体に現れていて 部屋の真ん中に柱がある等 生活に不便さをもたらしていました。

劣化が進む環境を改善し整え、劣化部分を改修した上で 耐震設計、温熱設計、機能性改善の設計、古いものを活かすデザインを心掛けました。

亀岡市の木造住宅耐震改修事業費補助制度も同時に活用しており、京都新聞社の取材を受け耐震改修の事例として記事掲載されています。

<strong>改修の方針概要</strong>

劣化改修
・屋根葺替(雨漏れ/傷み)
・樋交換
・外壁補修
・構造体 柱、梁の白蟻害

断熱改修
・屋根裏(小屋裏断熱GWt=210 105+105)
・外壁ふかし壁充填断熱(ゾーンを分けて断熱)
・開口部 断熱補強 樹脂サッシを追加
・床下断熱設置(ネオマフォームt=90)

耐震改修
・耐震診断上部構造評点の向上 偏芯を無くす方向で0.7以上を目指す
・基礎の増設
・耐力壁の追加
・水平構面の確保(コボットブレース)
・柱、梁の金物補強
・耐震ダンパー設置
・さす又の拘束部材追加

機能改修
・平面計画の変更(家事軽減/機能向上(段差少なく)/美観向上/古いものを活かす/等)
・設備機器の新設(浴室/トイレ/キッチン/洗面/給湯機器/薪ストーブ 等)
・仕上げ材の取替

松ヶ崎の家

福井県小浜市

構造:木造2階建て

敷地面積:231.15 ㎡

延べ面積:155.15 ㎡

家族構成:夫婦 子供2人

竣工:2008年11月

住まい手と設計のコンセプトを考えた際に「頑丈で安心、将来にわたって永く住み続けられる家、身の丈にあった家」という、当たり前ですが、家にとって一番大切な事柄が設計の核となりました。

この住まい手の思いを設計の基本事項として、「開放的であるけれどもプライバシーもきちんと守られる家」という、一見相反するように思える要望を、家の中心に中庭を設ける設計により開放感とプライバシーの両立を実現し、より上質で気持ちの良い家となりました。

SUMIKA

京都府亀岡市

構造:地下RC造 地上木造

敷地面積:89.53 ㎡

延べ面積:106.36 ㎡

家族構成:夫婦

竣工:2008年9月

20年程前の造成地で、道路から1.8m上が宅地地盤となります。隣地の擁壁が不安定な状態にあったため、既存の家や隣地の建物が傾いていました。この問題をクリアするため、擁壁を再構築する際に生じた空間にRCの箱を挿入し地下と上部の基礎を兼ね、2層の軸組みを積み上げる設計としました。

クライアント夫婦の収集している骨董品が映える器となるようにと、家のコンセプトは「墨色の家=スミカ」としました。「スミカ」には、クライアント夫婦が「愛着を感じ永く棲み続けていける家=棲家(スミカ)」という願いを込め、建築手法では分離発注を用いたことから、「価格の透明性を目指した家=澄家(スミカ)」という意味が込められています。

UTSUWA

京都府亀岡市

構造:木造2階建て

敷地面積:97.21 ㎡

延べ面積:67.01 ㎡

家族構成:夫婦 子供1人

竣工:2009年10月

計画地の法規制は、「第一種低層住居地域、最大可能建築面積は15坪、最大可能延べ面積は24坪」 という制限に対し、家族3人が住む家でありながら家人の陶芸のアトリエという機能を併せ持つ必要がありました。

陶芸のアトリエという性質上、アトリエ部分は別棟で計画し、その外壁はデッキ部分とのプライバシーを守る塀としての機能を併せ持たせる設計としました。

デッキ部分は、家のアクテイビティーと工房のアクテイビティーが融合する場でありながら、居間とひとつながりのアウトドアリビングとして、縁側として、中庭として、そして、多目的に使えるフリースペースとして利用できます。コンパクトでありながら内部と外部が融合する家となりました。

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