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京都府西京区
構造:木造2階建て
敷地面積:159.89 ㎡
延べ面積:98.97 ㎡
家族構成:夫婦 子供1人
竣工:2018年8月
土地探しからのご相談
住まい手のKさんたちの要望は明確だったこともあり、候補地がでたときに「ここの土地ならこんな家ができる」という検討が早くでき、結果的に土地購入までの決定がとてもスムーズでした。
要望
1.マリンバとピアノを置く音楽室がほしいこと。
2.友達が集まってご飯を食べたり、庭でBBQがしたいこと。
3.車を2台駐車できること。
音楽室
ほぼ正方形の家の真ん中に音楽室があります。閑静な住宅街で楽器を演奏する音楽室を設ける場合、音が外にもれないことは重要です。家の真ん中に音楽室を配置できる敷地は最適で、家の中にいれば少し音がもれても外部には音がもれません。
そして、音楽室はガラス越しにダイニングやリビングとつながっています。楽器を演奏し練習することが、特別ではなく生活の中に溶け込む暮らしができるようになっています。
※設計中に「 音楽室のある家 」のIさんのお住まいで音楽室の見学体感をされました。
又、家の中心に音楽室を配置したことで、回遊できる動線ができました。音楽室を中心に、玄関、読書スペース、リビング、ダイニング、キッチン、パントリーがグルグル回遊できます。この動線が、共働きで日々とても忙しいご夫婦の毎日の家事や子育てを助けてくれています。
パッシブソーラー
パッシブデザインの考え方をベースとしたソーラーシステムを取り付け、家全体の温度差が少なくなるように計画しています。
具体的には、空気集熱式ソーラーシステム「そよ風2」(環境創機)を使い、気密や断熱性能をあげて太陽熱を利用して空気を室内に循環させています。
冬場は南面開口部から日射取得を行うと共に、太陽で暖めた屋根面の空気を床下の基礎に蓄熱させ、床の吹出口から暖かい空気を送り循環させています。留守にしていても「そよ風」が働いてくれているので、冬の間、暖房機器をつけなくても家が冷え切ることがなく、寒く感じる時間だけエアコンなどの暖房を使います。
逆に、夏場は庇で日射を遮り、屋根面の熱い空気を排気し、夜の放射冷却が見込めるときは、外気より低い温度を基礎に蓄冷して室温を下げます。
※設計中に「 テイネンゴノイエ#03 」のTさんのお住まいでそよ風の見学体感をされました。
京都市東山区
構造:木造2階建て
敷地面積:114.90 ㎡
延べ面積:74.54 ㎡
家族構成:夫婦 子ども2人
竣工:2016年10月
「うちんく」は、土佐弁で「わたしのいえ」という意味です。場所は京都東山の静かな住宅地、土佐出身のご夫妻と男の子2人のM さんご家族の住まいです。
自然素材を使い、狭くとも明るく日向のような心地良い空間があり、簡素だけど機能性・合理性を備えた家がほしい。次の世代に住み継ぐという思想で、定期的な点検、簡易な修繕を行い建物の寿命をのばして価値を維持、価値を高めるくらいの 意識でいたいと思います。ご相談にこられたM さんご夫妻の思いでした。
ご夫婦ともに本を読むのが好きです。小さなお子様二人ですので、ゆっくりされる時間がなかなかとれない時期ですが、日々は夫婦共働きの暮らしが活動しやすいこと。そして休日はゆっくり読書や、居間からつながる縁側、庭でくつろげるゆとりのある 住まいになりました。
時間にゆとりができたら家庭菜園を愉しみたいとおっしゃるM さんは、寒いのが苦手だそうです。寒い京都の冬に、自家製野菜を使ったお鍋を家族で楽しめ、ほっこり温まれたら素敵だな。そんな光景をイメージしながら計画が進みました。
京都市西京区
構造:木造2階建て
敷地面積:96 ㎡
延べ面積:86.44 ㎡
家族構成:夫婦、子供2人
竣工:2015年12月
サルトリイバラハウスは京都市西京区の駅から近い場所にあり、古家がある土地を購入され建て替えられました。 ご夫婦共働き、子供たちも早くはない帰宅時間で、平日はご家族でゆっくりくつろぐ時間は少ないということでした。 全体がコンパクトなので、何をするスペースを優先するかが大事でした。 住まい手のKさんご家族とお話しすると、リビングに移動してくつろぐというより、ダイニングが、食べる、勉強する、本を読む、くつろぐ場所で、日々の暮らしの中心になっています。 いろいろな活動や作業をしやすく、かつ、ゆっくりくつろげるスペースにしようと計画が始まりました。 そして、忙しいご夫婦が日常の家事がしやすいのはもちろん、その合間に、好きな写真を見たり、レコードを飾ったり、ホッとできるところが少しずつある住まいになりました。
京都府亀岡市
構造:木造2階建て
延べ面積:123.71 ㎡ 1F:89.75 ㎡ 2F:33.96 ㎡
家族構成:夫婦、子供2人
竣工:2018年5月
京都、大阪、兵庫に接する亀岡市の里山で、築60年超の古民家をリノベーションして暮らすFさんご家族の住まいです。
今回のリノベーションは亀岡市の移住促進住宅整備事業を活用した一号物件です。
又、亀岡市の木造住宅耐震改修事業費補助制度も同時に活用しています。
耐震と温熱環境を改善するために、1階の土壁部分は外側に外断熱を施し、杉板貼り部分は耐震壁と外断熱の壁を設けています。
2階は、将来断熱化が出来るように窓廻りの納め方を工夫しています。
間取りについては、1階の水廻りは共働き家族のライフスタイルに合わせた収納や動線を住まい方アドバイザーが提案しました。
2階は以前の雰囲気をなるべく残しつつ、物置を吹抜にし土間に光を取り入れるようにしています。
<strong>改修の方針概要</strong>
劣化改修
・屋根葺替(雨漏れ/傷み)
・樋交換
・外壁補修
・構造体(白蟻害)
断熱改修
・屋根裏(小屋裏断熱GWt=210 105+105)
・外壁ふかし壁充填断熱(ゾーンを分けて断熱)
・開口部 断熱補強 現状の木建具の外側に樹脂サッシを追加
・床下断熱設置(ネオマフォームt=90)
耐震改修
・耐震診断上部構造評点の向上 偏芯を無くす方向で0.7以上を目指す
・基礎の増設
・耐力壁の追加
・水平構面(2F)の火打ち梁追加(下屋部分)、2F耐力壁線下部の梁補強
機能改修
・平面計画の変更(家事軽減/機能向上/美観向上/古いものを活かす/等)
・設備機器の新設(浴室/トイレ/キッチン/洗面/給湯機器/薪ストーブ 等)
・仕上げ材の取替
京都市西京区
構造:木造2階建て
敷地面積:164 ㎡
延べ面積:98.64 ㎡
家族構成:夫婦 子ども2人
竣工:2014年1月
「カジュトクラスイエ」は家のちょうど裏側にある小さな川沿いに、八朔、檸檬、柿、栗、たくさんの実のなる果樹が緑豊かに並んでいます。ちょうど秋から冬にかけての工事中は八朔や檸檬がたわわに実り鈴なりでした。
ご家族はご夫婦と小さなお子様が二人。元気で明るいご家族と、たくさんの果樹と、家の前にある大きな大きな山桜。街中の家でありながら、緑と四季がとても身近に感じられます。山桜はご主人の小学校入学の記念樹です。
大きくなった桜は家が完成した2014年の春も満開でした。「落ち葉の掃除が大変なんですよ」とおっしゃるものの、お隣のご実家のお父様がいつも掃除をしてくださるようです。お家が完成した日も、撮影の日も、お隣のおじいちゃんと遊ぶ子供達が2階の窓から見えました。ほのぼのする光景がとてもよく似合う家です。
京都市上京区
構造:鉄筋造3階建て
敷地面積:57.97 ㎡
延べ面積:90.20 ㎡
家族構成:夫婦、子供2人
竣工:2013年3月
DomaineT は京都御所の北、交通至便な場所に築30数年経つ家屋の建て替えです。 ご依頼時は飛騨、その後関東に引越され、遠距離での打合せとなりご相談から1年半後の完成です。 お互いのイメージや思いを共有することに時間をかけました。 好みのテイストや素材、又はその組み合わせ、背景について様々なお話しを伺い、方向性を決めた後に計画を行いました。 当初は木造3階建てのプランでしたが、自由な平面計画が出来るように鉄骨造に変更となりました。 この変更によるコストUPをいかに抑えるかについても、計画の大きなポイントとなっています。 外観は美観地区規制のため京都の町家の意匠を踏襲する必要が有ります。 又、準防火地域のため開口部、屋根、軒裏、垂木は金属やモルタル素材に置き換え構成しています。 一方、内観は工場やワイン醸造所のような無骨なつくりがいいというイメージの共有ができていたので、鉄骨の構造部材(H鋼やブレース、胴縁)をあえて見せる仕上げとし白の塗装を施しています。 空間構成はひとつながりのワンルームで間仕切りは最小限。 ワンフロア10坪足らずの空間を圧迫感を無くし緩やかに仕切る為カーテンを使っています。 これら、内装をそぎ落とす事で工事費を抑える事につながっていますが、断熱性能については外断熱で等級4以上の性能を持たせています。 暮らしの要素である「居・食・育」を多様に楽しめる場(用途を限定しない場)を立体的に振り分けることで、クライアントの思い描くライフスタイルを実現できる家となりました。
滋賀県大津市
構造:木造2階建て
敷地面積:287.52 ㎡
延べ面積:109.84 ㎡
家族構成:夫婦 子供2人
竣工:2012年2月
自分達らしくを追及していた夫婦2人の時より世界が広がった。子供がいるから、自分の小さなころを思い出し、自分の中の潜在的な思いに気付くことができた。和室で遊んだ記憶、屋根に上った思い出。
「星空を眺める」
父とはできなかったことを、息子としたいと思うようになった。子供は気持ちの良いもの、気持ちの良い場所を感覚でつかむ。無垢の床に寝転がること、2階の隅っこに座ること。
この子達の成長と共に自分達らしく創り上げていくイエ。おおらかにのびやかに、気持ちがゆたかになる住まい方ができるイエ。カッコ良くてもかしこまっていないといけない暮らしではなく、子供がいて汚すのは当たり前を自然に受け入れられるイエ。幼かった頃、兄弟で和室で遊んだ懐かしい思いが感じられるイエ。
家族がカエルイエ。
兄弟がカエルイエ。
京都府長岡京市
構造:木造3階建て
敷地面積:97.73 ㎡
延べ面積:152.41 ㎡
家族構成:母1人 夫婦 子供2人
竣工:2010年8月
計画地は造成から30年以上経つ住宅地となります。
クライアントからは、
1.完全分離の二世帯住宅。
2.親世帯は落ち着いた環境で土と接する生活がしたい。
3.子世帯は夫婦共通の趣味であるオーボエの演奏を楽しみたい。
というご要望をいただき、そこから自ずと親世帯は1Fに、子世帯は上階に、という構成が決まりました。
しかし、完全分離の2世帯としながらも双方の気配が感じられるつながる部分は必要だと考え、中庭を1Fから3Fまでを縦に貫くライトウェル(光の井戸)とし、各階にテラスやBALを設けてコミュニケーション出来るスペースを設けました。上階の子世帯は、ひとつながりの住宅となっています。通常楽器のための防音室といえば閉ざされた密室というイメージですが、開かれた(インタラクティブな)音楽室という位置づけとしました。限られた空間を分節して閉塞させるよりより開放的でつながりを持たせる設計としました。それにより、演奏はもとより楽器の収蔵庫としてのギャラリー的な使い方も可能となりました。
音楽室の周りは日常ではダイニングやキッチンの機能となりますが、友人たちを呼んで演奏する時などはホールのホワイエ(休憩室)のような使い方も可能となります。1Fの親世帯は、前庭と中庭という2つの庭に面し、どの部屋からも庭を眺める事ができる開放的な空間となっています。
京都府亀岡市
構造:木造2階建て
敷地面積:293.73 ㎡
延べ面積:232.64 ㎡
家族構成:夫婦 子供3人
竣工:2008年12月
住宅の用途ととして「事務所併用住宅」にしたいという要望があり、1階は事務所と和室(ゲスト用)、2階が住宅という構成となりました。住宅の中心に中庭を設けることにより、周囲を住宅に囲まれた敷地でありながらプライバシーをしっかり守り、気持ちよく外とつながる設計となっています。
1階は、事務所スペースと和室(ゲスト用)となります。相互の間に土間をつくる事で、それぞれの領域が程よい間合いになるよう設計しています。事務所スペースでありながら落ち着きのある空間となっています。2階は、中庭を中心にして回廊のようにLDK、子供室などを配置させ、ゆったりと寛げる気持ち良い空間となっています。