ARCHITECTURE DIARY

建築現場日記

うちんく

振り返り日記 うちんく4

コーナー部分の開口の展開。
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出隅部分は耐力壁とする方が構造的には簡単に丈夫に出来ますがこの建物のように出隅と外部のつながりを重視する時、このように柱で鉛直荷重を受け、その他の外壁部分に耐震を受け持たせ耐力壁を増やす事でこのような開口部を取ることが出来ます。
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今回はシナ合板張りなので額縁を廻す納まりですが、コーナーの額縁と額縁が突き付けとなる部分の納まりを工夫して、額縁が柱に刺さっていくような見え方に納めてみました。
木製建具枠も木製として、水切りはガルバリウムで加工しています。
ガラス戸はLOW-Eの複層ガラス(12A)と格子網戸の二枚建て、雨戸は不要との事です。
日射取得軽減の為に庇をぐるりと廻し庇出は900近く取っていて、夏至付近の直射はほぼ遮れる様に設計しています。又劣化の軽減の為に庇を深く取る事が多いです。

木製建具。 LOW_Eガラス入りの框戸と網戸が張られた格子戸を全開放すると縁側を介して庭と一体となります。 天気の良い日は日向ぼっこ。 庭いじりの休憩。 子供の遊び場。 住まい手の発想で色々な使い方が広がります。 #木製建具 #木製網戸 #木製格子 #庭いじり #縁側 #オーク #シナ合板 #LOW-Eガラス #家づくり #マイホーム計画
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良かった点
・木製建具の気密性が少しバージョンナップしている。

・フルオープン出来るの縁側と庭とのつながりが良い。

・隣家間の木塀と外壁がシンプルなので抽象化されたような印象を受ける。

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課題としては

・縁側と庭とのレベル差をもう少し低くしたい。

・柱の存在感をもう少し小さく、見付も小さいレベルに納めたい。

・木製建具全開放出来る建具なのでエアコンのドレイン、室外機の位置に注意が必要。

・クライアントの要望で付けなかった雨戸を付けたかった。(断熱、防音、日射コントロール等)

 

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今後の展開

・コーナーの柱さえ取り除いたコーナー建具の納まり。

・庇の出をもう少し深く取り、採光が少々少なくなる分、水盤等に反射した光が内部にバウンドして差し込む、

光の再利用。

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外部との繋がりの部分をどういう風に扱い、どのような仕切り方をするかで、情感に訴えかける濃度が変ると思います。

日本建築はその辺りがすごく軽やかなつながりで外部を内部に、内部に外部を取り込んでいました。

そのような建築に惹かれます。

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