SUMIKA
京都府亀岡市
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MEMO
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MEMO居間 : 堀座卓は杉で造り、脚は徐々に細くなるようにデザインされています。ボウズ襖内にオーディオ等を収納。地窓からの景色は、昼は燦々と太陽光を浴びた緑を、夜はライトアップされた味わいのある緑を楽しめます。
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MEMO地下寝室 : RC造の地下に位置することで、リラックスできる落ち着いた空間となっています。地下の外壁を囲むように掘り下げられた空間に向かって開口を取っているため、地下でありながらも外気を感じることができます。
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MEMO地下の玄関 : 勝手口的な入口となりますが、将来は来客用の玄関になる事も想定してデザインしています。
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MEMO玄関 : 玄関扉を開けると出迎えてくれる土間は、割り肌の石を貼っています。奥は紅葉を見るための窓となっているため、町屋の通り土間から中庭を見た時のような期待感を演出しています。
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MEMO洗面所 : 北側のハイサイド窓より安定した採光が得られますので、明るい雰囲気となっています。照明はキッチンパネルを貼ることにより光がバウンドし全体に廻ります。
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MEMO
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MEMO
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MEMO外観 : ガルバリウム鋼板のスパンドレルの外壁、外断熱としてスパンドレル部分が通気層にもなります。3m程せり出した上部の建物がガレージの屋根としても機能し、ガレージには柱がないため楽に駐車できます。
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MEMOクライアントからの「西日の中でビールが飲みたい」との希望があり、夕刻には階段を通して居間に夕日が差し込むよう設計しています。
SPEC
SUMIKA
京都府亀岡市
- 規模:地下1階 地上2階
- 構造:地下RC造 地上木造
- 敷地面積:89.53 ㎡
- 延べ面積:106.36 ㎡
- 家族構成:夫婦
- 竣工:2008年9月
category :
20年程前の造成地で、道路から1.8m上が宅地地盤となります。隣地の擁壁が不安定な状態にあったため、既存の家や隣地の建物が傾いていました。この問題をクリアするため、擁壁を再構築する際に生じた空間にRCの箱を挿入し地下と上部の基礎を兼ね、2層の軸組みを積み上げる設計としました。
クライアント夫婦の収集している骨董品が映える器となるようにと、家のコンセプトは「墨色の家=スミカ」としました。「スミカ」には、クライアント夫婦が「愛着を感じ永く棲み続けていける家=棲家(スミカ)」という願いを込め、建築手法では分離発注を用いたことから、「価格の透明性を目指した家=澄家(スミカ)」という意味が込められています。