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事例

里山で暮らす家
F邸リノベーション

京都府亀岡市

  • MEMO
    山に囲まれた里の家として瓦屋根の景色を大事にしました。しかし、土葺き瓦は重いため、耐震性能をあげるため土葺瓦を桟葺瓦に葺きかえています。
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    床の間付きの座敷だった場所は、薪ストーブを置いて居間に改修しました。縁側から庭へとつながり、家の中で一番明るく景色の良い場所で、家族が食事をし、話し、遊び、ストーブの火を楽しむ、暮らしの中心です。
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    縁側に腰をかけると、外にいながら内にいるような安心感があるのは、庭、縁側、居間、外から内へ自然につながるからだと思います。深い軒のおかげで雨の時も窓を慌ててしめなくてもいい暮らしができます。窓は樹脂サッシに交換し、既存の木製建具は内窓として温熱環境を高めるために再利用しています。
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    壁付けにした台所は、窓から裏庭が見えます。視線を気にせず開け放して緑を楽しみながら料理ができる、豊かな里山の暮らしです。昔に使われていた机を利用した作業台は、みんなで料理をするときに大活躍です。
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    居間と和室の間仕切り戸は引込めば全開放できるように作り変えています。和室は寝室として使ったり、客間になったり、広い居間になったり、フレキシブルに使えます。Fさんちの元気な二人の男の子たちが、ここをグルグルと走り回っていました。
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    景色が見えるグラデーションになったすりガラス(既存木製建具)を室内から見える内窓とし、外側に樹脂サッシを新たに設置しています。良いものは再利用し、暮らしの性能をあげるために、新たに設置するもので断熱、気密の性能を確保しています。
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    2階の和室から土間をのぞく窓があり、1階と2階が土間の吹き抜けでつながっています。
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    玄関戸、格子戸、台所の引戸、暮らしの居場所までに奥行きがあります。台所の窓から玄関まで、引戸を全部開けておけば、風がサッーと通り、人もサッと行き来できるのがいいなと思います。
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    2階の納戸だった場所の床を撤去して吹抜けにし、2階の窓からも土間へ光が射し込むようにしています。冬は吹抜に面したところは戸で仕切り、薪ストーブの暖かさが2階へ逃げないように暮らします。
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    2階は間取りの変更は行わず、床の下地を補強して耐震性を高め、窓を樹脂サッシに交換しています。将来、夫婦の寝室と子供室として使う予定ですが、1階の和室と2階の和室を、季節や、子供の成長、そのときの暮らしにあわせて使えます。
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    家族の洋服、日用品や置く場所の決まっていいない物、子供たちの保育園の準備物などの収納スペースです。帰ってきたときは、土間から廊下を通って入ることができ、台所からも入れます。クルクル回遊できる場所に収納があることで、物が奥へと詰め込まれることなく、どこに何があるのか一目瞭然です。
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    2階の階段室の欄干のような手摺は既存のままを残しています。ここの板間と奥の和室を、二人の男の子の部屋として使う予定です。それぞれ個室にしてもよし、二人一緒の勉強室と寝室にしてもよし、成長にあわせて使っていくことができます。
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    玄関と土間との間に築100年以上の農家住宅で使われていた格子戸(古建具)を再利用しています。似合うものを探し、美装や補修等手を加えたら、違和感なくうまく溶け込んでくれました。風は通して、視線はゆるやかにさえぎることができる格子戸は、使い勝手がよさそうです。
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    板間の床は全て桧、壁は漆喰、障子は既存の建具を使っています。書院だった場所に薪ストーブを置いていますが、意匠がきれいな灯りとりの障子は既存の建具を残しています。
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    ここでFさんたちの新しい暮らしがスタートしています。中は、古民家の使いにくさは解消され、使い勝手が良くなりました。Fさんたちの好きな古民家のイメージや年月を経た良さを活かし、ストーブを楽しむ暮らしができるようになりました。元気な子供たちと、のびやかにおおらかに!
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    奥が洗面脱衣洗濯室、手前が台所、その間の左右に収納があり、左側は勝手口へとつながります。洗濯をして、勝手口を出て外で干し、とりいれて右側の洋服収納へおさめます。通路幅を広くとっているので窮屈さは全くなく、横で子供たちが遊んだり、お手伝いすることができる家事スペースです。
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    外から見える家のカタチは変わりませんが、耐震性能がアップし断熱改修もしているので、安全性や住み心地は大きく変化しています。
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    和室から見える景色です。居間、縁側、庭、玄関、土間、和室、台所、春から秋は、開け放てば全てが1つの空間としてつながります。冬は仕切って薪ストーブで暖をとります。季節にあわせて暮らし方を変え、まわりの自然にあわせて暮らします。里山で暮らす工夫をしやすい家、居心地よく暮らしやすい家になりました。

LAYOUT

BEFORE

AFTER

SPEC

里山で暮らす家
F邸リノベーション

京都府亀岡市

  • 構造:木造2階建て
  • 延べ面積:123.71 ㎡
     1F:89.75 ㎡
     2F:33.96 ㎡
  • 家族構成:夫婦、子供2人
  • 竣工:2018年5月
  • 耐震値:0.18 → 0.75 ※
    ※ 木造住宅の耐震診断による評点
    (上部構造評点)の最小値(日本建築防災協会)

category :

京都、大阪、兵庫に接する亀岡市の里山で、築60年超の古民家をリノベーションして暮らすFさんご家族の住まいです。
今回のリノベーションは亀岡市の移住促進住宅整備事業を活用した一号物件です。
又、亀岡市の木造住宅耐震改修事業費補助制度も同時に活用しています。

耐震と温熱環境を改善するために、1階の土壁部分は外側に外断熱を施し、杉板貼り部分は耐震壁と外断熱の壁を設けています。
2階は、将来断熱化が出来るように窓廻りの納め方を工夫しています。

間取りについては、1階の水廻りは共働き家族のライフスタイルに合わせた収納や動線を住まい方アドバイザーが提案しました。
2階は以前の雰囲気をなるべく残しつつ、物置を吹抜にし土間に光を取り入れるようにしています。

改修の方針概要


劣化改修

  • 屋根葺替(雨漏れ/傷み)
  • 樋交換
  • 外壁補修
  • 構造体(白蟻害)

断熱改修

  • 屋根裏(小屋裏断熱GWt=210 105+105)
  • 外壁ふかし壁充填断熱(ゾーンを分けて断熱)
  • 開口部 断熱補強 現状の木建具の外側に樹脂サッシを追加
  • 床下断熱設置(ネオマフォームt=90)

耐震改修

  • 耐震診断上部構造評点の向上 偏芯を無くす方向で0.7以上を目指す
  • 基礎の増設
  • 耐力壁の追加
  • 水平構面(2F)の火打ち梁追加(下屋部分)、2F耐力壁線下部の梁補強

機能改修

  • 平面計画の変更(家事軽減/機能向上/美観向上/古いものを活かす/等)
  • 設備機器の新設(浴室/トイレ/キッチン/洗面/給湯機器/薪ストーブ 等)
  • 仕上げ材の取替