ARCHITECTURE DIARY

建築現場日記

京都東山 F邸リノベーション

  • @京都東山F邸リノベーション 今週の現場

    年末から年明けにかけての外構工事が終わりました。

    担当はeniの堀江さん。

     

    いつもクライアントに寄り添い人と庭の良い距離感を作っていただいています。

     

    今回の主は来客の為のベンチ。

    建物の瓦の葺き替えの時に取っておいた鬼瓦を利用して友待ち風のベンチです。

    瓦と土風の素材感が馴染んでいます。

    傍らに植えられたドウダンツツジは珍しい大きさと形のもの。

    紅葉が楽しみですね!!

     

     

    お地蔵さんにも居場所が出来ました^^

    ステージに立っているようで誇らしげです。

     

    春には塀際の地面から下草が生えてくるかな?

     

  • 京都東山 F邸リノベーション  今週の現場

    前の道は水道工事の為、通行止め、今日は工務店さんも空きのようです。

    そんな中、工事状況確認してきました。

    住居部部分はびおソーラーのダクトの紙張が残っています。


     

    このお宅は陶芸家のお父上が岐阜の民家の材を使い建てられたものと聞いています。

    太い柱に土壁、登り梁に瓦屋根、素地を活かして劣化改修と耐震補強を行いました。

    温熱環境については、住居スペースの中の普段居る場所を小さく仕切ることが出来るようにして最小限の力で暖冷房の効率を良くしようという考えを基準にして、可能な範囲(北側ふかし壁、水廻り東壁の充填断熱及び天井断熱強化、内窓設置の開口断熱を行っています。

     

    この日は10時頃で外気4度 びおソーラーのある部屋の中は壁、床、天井の表面温度が11度~13度。

    びおソーラーの無い廊下等は4度~7度、差があるのでびおソーラーの効果はあるもののもう少し暖かさが欲しい所。

    びおソーラーが動き出して二週間前後なので蓄熱量が足りていないと思い、吹き出し口を絞り、蓄熱を促進する方式にしました。

    この日は快晴、10時過ぎになっても送風ファンが動いていないようなので、温度スイッチ取り付け位置を再確認することとしました。

     

    室の壁はほとんど土壁です、一度暖まると外気温から少し遅れて放熱が始まり放熱が終わるころにはびおソーラーが動き出して再び蓄熱というサイクルになると良いのですが、蓄熱、断熱、集熱のバランスなので、もう少し様子を見たいと思います。

    又、小さく仕切れるような居間なので、集熱中はなるべく戸を閉め、換気扇を点けずに温度を大切にして蓄熱に回るような暮らしをしてもらう事も合わせてお願いしておきました。

     

     

  • @京都東山 F邸リノベーション 今週の現場

    照明の明るさについての方向性の再確認。

    部屋は暗め(自然光に近い)で作品には必要な明るさが取れる照明をご希望。

     

    確実な方法という事で、照明メーカーと現地でのテストをして器具や照明の程度を確認しました。

    明るさやイメージは主観によって個人差が大きいため試せるなら試す方が安心ですね。

    今回はリノベーションで既にある空間に照明器具増設の計画。

    雰囲気や仕上げが既にあるのでイメージもぶれなく共有出来そうです。

     

     

    空間を見て、既存の照明を確認しクライアントの要望を再確認。

    事前に聞けていた事も有り、器具やフィルター等の準備もしてくれていて現地で点灯させながらイメージを確認していきます。

     

     

    モデュレックス Y氏の説明中。

     

     

    色温度3000Kの器具にフィルターを入れて当て込んだ様子。

    明るさは落ちますが、周囲の明度差がぼやけて自然なグラデーションとなりました。

    器具にフィルターを付けて部屋のレイアウトをしたうえで調整をしていくという方向性を確認。

    器具配置は当初から配線ダクト方式、器具の移動は可能です。

    回路も4回路となりそれぞれに調光コントローラーを付ける事で細やかな設定をすることになりました。

     

    4回路調光ともなると16本の配線がコントローラー迄必要となります。

    配線の処理も問題となるため、電気工事屋さんとも相談。

    FORMAの考えていた配線ダクトの納まりと配線ラックの合体案をご提案いただきうまくまとまりました。

     

    モデュレックスさんより図面を再検討してもらってレイアウトと灯数の再確認後、発注となります。

     

    部屋の使われ方にもよりますが多用途に使うスペース、フレキシブルなシーンに対応できる照明計画が必要な場合は今回のケースが使えるかなと思います。

    居心地という心の動きに対しては視覚要素である照明は大きな影響があるので良く考えたい部分ですね。

     

    実際は居心地と機能面、実用面とのすり合わせが必要で暮らしに合わせた計画が求められます。

    どちらかに限定するのではなくどちらも得られるうまい方向性を見つけられるといいですね。

    今回はそんな打ち合わせとなりました。

    関係者の皆様ありがとうございました!!

  • @京都東山F邸リノベーション 空気集熱(びおソーラー)設置2

    試行錯誤した納まりは二重野地板で空気を取り入れ集熱方式に納まりました。

    越し屋根ええ感じです。 (見えないけど)

    大工さん、今回相当マニュアルを読んで予習してくれていたみたいですが、ものが届くとそんなに迷わず取り付けられたとの事。

    良かったです!!

     

    そして、打ち合わせの方は、以前送っておいた家具、建具等のスケッチを基に表面部材や色を決めました。

    _

     

    部材は設計、プレゼン時には杉の板目で検討していたのですが。

    サンプルや既存の建具の部材等の調和を考えた時にもう少し上質になるように柾目の部材を用いる事に決まりました。

    大工工事も終わりが見えてきた感があります。

    あと少し、よろしくお願いします。

    左官屋さん、漆喰塗中!

    こちらもどんどん仕上がっていきます。

     

  • @京都東山F邸リノベーション 空気集熱(びおソーラー)設置

    屋根の上から声が・・・

    屋根の下地を終え、屋根に並んで、びおソーラーの商品待ち。

    天気がよくて暗くなるまでにやってしまいたいであろう感が漂っています。

    瓦屋根にびおソーラー。

    現在設計中のALLEY HOUSEの屋根も瓦!

    空気集熱と瓦屋根というのは馴染まない感があるのですが、あれこれ方法を考えてみた結果出てきたのが越し屋根の上に集熱パネルを乗せるやり方。

    これ意外といけていて汎用性がある気がします。

    雨仕舞や縁の切り方もシンプルに余力を見た納まりと出来るのが良いので採用しました。

    _

    空気集熱とは太陽の力で空気を暖めるとともに集めて、床下へ吹き出す方式。

    耐震補強も兼ねて床下にはコンクリ-ト製のべた基礎を作りその部分に蓄熱させて冬の暖を取るという考えです。

    _

    単体だけだと工事費も上がってしまいますが今回は基礎補強と合わせて工事が出来るので効率よく設置可能になりました。

    _

    今回の改修では土壁を残すという事なので、床下と開口部の温熱改修、びおソーラーの範囲を特定しました。(生活空間最小限とした)

    あくまでも暖房の助けとなるものなので、もしもの暖房の備えは必要となると思われますが、運転開始が非常に楽しみです。