住宅アーキテクト

中西義照のブログ

空気集熱ソーラー(そよ風)の効果はどのくらい?  後日談!

先週、連日のマイナス気温から幾分冷え込みの緩んだ京都府南部です。

前回記事の「そよ風」の効果はどのくらい?という記事の続編です。

というのも、大満足のクライアントから頂いた、そよカルク(そよ風のデータ閲覧ソフト)の帳票の数字に疑問点が有ったのでメーカーに問い合わせたところ、意外な事実が判明しました!!

 

こんにちは、京都の設計事務所FORMA(フォルマ)建築研究室

住宅アーキテクトの中西義照です。

こちらの疑問点は3つ。

1.運転モードの表記が空気取り入れ前後に屋根冷やしモード?

2.取り入れ時の風量がいつも3なのは偶然?

3.断熱性能(UA値0.55W/㎡K)の割に夕方から翌朝までの室温の下がり方が大きい気がする。

14度前後というのは少し寒いのでは?(当日は晴天で窓からのダイレクトゲインで床、壁の表面温度が上がっていた事も有り体感は20℃近くと感じました)

というもの。

 

いつも大変お世話になっている環境創機の近藤さんにデータを見てもらいながら検証していったところ・・・

 

1.屋根冷やしモードはそよ風の取り入れモードにするかどうかを本体がセンシングするために予備導入運転を20分間隔で動くというものの表記が屋根冷やしモードになっていたとの事。こちらはプログラム側で名称変更を検討するとの事でした。

 

2.風量が固定されていて効率が落ちていることが判明!!

棟温度が効率の良い時は50度近くになっているのに室温はそれほど大きな変化が無く、風量が3に固定されている可能性が浮かび上がってきました。

風量は1~5までの段階が有ります、自動運転にしておくと棟温度に合わせて最適な風量を選択してくれますこれが3に固定されていた事で温度の有効利用が出来ていなかった事がわかりました。

 

3.夜間に24時間換気モードとなっている事が判明!!

せっかく昼間に暖かくなった空気を夜間に排出していて非常にもったいない状態になってしまっていました。

(そよ風の風量は200㎥/hなのでこの家の気積の6割を排出していたことになります。当初は24時間換気モードOFFにしていたのがなぜかONになってしまっていたようで・・・クライアント様すみません)

 

近藤さんさすがです!

 

1.は運転には影響はなく、2.3.については太陽熱を効率よく使う観点からみると非常に効率の落ちる使い方となっていました。

そして、近藤さんとクライアントで電話で話しながら制御盤のTC-8の設定を変更していただきこれからのデータを見ていくという事になりました。

今回はそよカルクのデータのおかげで操作方法が最適化されました。

そよ風は設置後も室温や作動状況がモニタリングされているので、使用状況に合わせて最適な使い方のアドバイスが出来たり状態を知る事でメンテナンスに備えたりと安心して使っていただけるのではないかと思いました。

そして使う中でクライアントの身体感覚に合わせた調整をしていかれるとよいと思います。

 

冬もまだまだこれから、もっと暖かかく暮らして頂けるますように!!(今後のデータも機会があれば教えてくださいね!!)

 

今回の反省点として初期設定時のチェックと取扱い説明時に再確認の意味を込めて説明をする事にします。^^;;

 

日々研鑽と改善を繰り返し人と家の幸せな関係を作る。

そんな思いで住宅設計監理をしています。

京都の設計事務所FORMA(フォルマ)建築研究室、 住宅アーキテクト(この呼び名、ほんま慣れへん^^;)中西義照のブログを読んでいただきありがとうございました!