いつか合気道の道場を設計したい
建築家のブログ

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-2017.7.21-

築4年の木製玄関戸の塗装

玄関戸

玄関戸、4年後の状況。

枠はピーラー、扉の面材は杉で作り、塗装で仕上げています。

これくらいのキズは人が出入りしているという手垢感があっていいとも思いますが、剥げてきてるのが気になるという意見もわかります。

 

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東に向いていて朝日がきっちり当たる箇所なので建具の伸び縮み、反りも大きいところです。

この扉は巾は800程ですが高さが2400程度ありますので歪みも大きくなります。

幸いなことに、開閉の大きな不具合はありません。

しいてあげれば、風止めの為に取り付けたピンチブロックが良く効いていて全開方から締める時に少し重くなる程度。

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そのせいか、開け閉めの為ハンドルを持つあたりの塗装が剥げています。

何か物を持ってハンドルを開け閉めする際に擦れるという事も考えられます。

上部の庇を900近く出しているものの、吹降りの時、直接、雨がかりも有るので薄くなっているところも有りました。

今回はクライアンントに塗装材料と塗り方をお伝えしました。

次回からはご自分達でメンテナンスが出来そうです。

 

塗装後

塗装後。塗り重ねる事で濃くなるため、廻りとの濃淡差を埋めるため、周囲を少しぼかしました。

こうして、手を入れる事が出来る材料を使い、手に入りやすい材料で仕上げるという事がいいなと思います。

メンテナンスも手軽に気負いなく出来るからです。

手前味噌ながらうまく塗れました。(笑)

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ご自宅の玄関扉どんな状態でしょうか?

塗装は紫外線や雨で薄くなりますので、早いうちに再塗装するのがいいです。

3年内に一度再塗装しておくと後のメンテンナンス周期を長くすることが出来ます。

外部に使っている木材保護塗料は キシラデコール今回の色はパリサンダでした。

ご参考まで。

追記

そとん壁の掻き落とし仕上げは最初と変わらずいい雰囲気出しています。

新築なのに出来たてという感じが幾分か減じられる気がします。

なので周囲との馴染みが上手く行く材料だと実感します。

改修物件等の新旧の馴染ませ方にはお奨めです。