住まい方アドバイザー 中西千恵のブログ

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-2017.11.26-

障子の張替え

    子供の頃、実家では一年に一度の障子の張替えを年末にしてた記憶があるんだけど、今はめっきりそんな光景を見かけることも少なくなった気がします。 というのは、障子を使ってる家が少なくなってるってことなんでしょうね。ちょっと残念~。私、個人的には障子好きなんだけどなー(*^。^*)     年末というには少し早いけど、自宅の障子の張替えをすることになりました。といっても、自分でじゃありません!表具屋さんにお願いしただけです(笑) 障子といってもいろいろ種類があって、紙の種類、張り方、使う場所、イメージ、サイズによって何がいいかの選択をすることになります。(と思います。詳しくなくてごめんなさい。)     我家は、障子を使っているのは和室の小窓二ヶ所と居間との仕切り一ヶ所。今回、居間との仕切りのドテカイサイズの障子を強化障子紙のワーロンにしました。 ホームワーロン:プラスチックの両面に和紙をラミネートした丈夫な障子紙。     築11年で初めての張替えです。(よくここまで破れずに長持ちしたな)居間側は食事をしたり、たくさん人が集まったりするので汚れと破れることが気になってました。 小さな障子ならすぐ張り替えたらいいけど、なにせこのサイズ。自分ではちょっと無理。     そして、障子の張り方は太鼓張り。側面から見ると、こんなふうに太鼓のように両面に障子紙を貼るのを「太鼓張り障子」といいます。 ワーロンで太鼓張りは難しいということなので、居間との仕切りは太鼓張りをやめて、小窓二か所だけ前のままの太鼓張り。     というわけで、デカさも張り方も素人ではメンテナンスが難しくて、表具屋さんの出番となりました。それはそれでいいけど、費用もかかるので昔の家のように年末に毎年張替えなんてできないよ(ーー゛)   設計者の中西。「自分の家はメンテナンスとかっていうより、したいことをいれたかった。単にそれだけ。実験もしたかった。」という家なので仕方ないけど、障子を選択するときは、紙の種類、張り方、使う場所、イメージ、サイズ。そして、メンテナンスのしやすさも大事だよ!と思います。 本人(家族)満足ならそれが一番ですけどね。   今日は以上です。 京都の住宅設計事務所「FORMA(フォルマ)建築研究室」の住まい方アドバイザー 中西千恵でした。 ブログを読んでいただきありがとうございます♪]]>