いつか合気道の道場を設計したい
建築家のブログ

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-2017.7.31-

振り返る日記 3 うちんく3

キッチン前の壁の素材について、掃除がしやすいという機能性を求めるならばキッチンパネル。
しかしこの壁面を、キッチンをインテリアの一部として考えたかった。(間接照明なんかも入れて)

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なので当初からモザイクタイルという選択。

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掃除のしにくさから少し抵抗があり紆余曲折の結果、目出度く採用になりました。

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造り付けの吊収納にキッチンを合わせました。 モザイクタイルの素材とパターンが面白いので生かすため間接照明で照らしました。 仕切る建具は框を細くして存在感を少なくし一体感が出る様に。 #キッチン #モザイクタイル #オーク #大理石ワークトップ #間接照明 #家づくり #マイホーム計画 #木製建具 #ポリカーボネイト #パーテーション #吊戸
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結果は抵抗していた方が1番気に入られたという結末。(思いの他手入れが楽だっようです!)

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良かった点
・当初の趣旨を大切にし、この壁面が重要である事を説明して理解を得る努力をした。
・手入れ方法を調べ、目地色などを検討し出来るだけ負担が軽くなる方法を考えた。

・既製品キッチンながらうまくまとまった。

・壁付けキッチンなのでやはり壁面は大切と再確認。

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課題としては

・キッチンワークトップの形状(壁際の立ち上がりがNG)

・ワークトップの色をトーンダウンするとなお良かった。

・間接照明の範囲をきっちり割付ればよかった。

・配光方向(下方)に強くなる機種の選定。

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今後の展開

・タイルを活かす間接照明。

・ワークトップのタイル使用。壁とワークトップが同じ仕上げとか面白そう!

・キッチンも造作とし更に親和性よく、コストコントロールを行う。

・モザイク=掃除が大変などという固定観念に縛られない。楽にする技術は進化している。

・壁付けキッチンの見せ方を再考!(キッチンに見えないキッチン?!)

 


 

必ずこうでないとイケないという事は無い。

家を建てる時、専門家とのセッション。

良いフィーリングで気持ちが通い合う場の中からカタチが生まれる瞬間が好きです。